今季は新規参戦チームのキャデラックからF1を戦っているセルジオ・ペレス。彼はかつて所属していたレッドブルとの違いを早速感じ取っているようだ。
ペレスはザウバー、マクラーレン、フォースインディア/レーシングポイントで活躍した後、2021年から4年間レッドブルに在籍。このトップチームでの4年間でペレスは飛躍を遂げ、ポールポジション3回と優勝5回、そして29回の表彰台を記録した。特にレッドブルとしてはダニエル・リカルドが離脱して以降、マックス・フェルスタッペンに匹敵するパフォーマンスを発揮できるドライバーがいなかったが、ペレスは時折フェルスタッペンを上回るような走りを見せた。
そんなペレスも、2024年シーズンはトリッキーな挙動のRB20に手を焼き低迷。フェルスタッペンとの差も大きく開き、同年限りでシートを失うことになった。
その後ペレスは2025年シーズンを休養に充て、2026年にキャデラックのレギュラードライバーとしてF1復帰を果たした。チームメイトは同じくベテランのバルテリ・ボッタスだ。
ペレスは、レッドブルでの過酷なラストシーズンを改めて振り返った。
「レッドブルでの最後の6ヵ月は、あらゆる面で本当に厳しかった。本当に休みが必要だと感じていたんだ」
「外からは見えないものもいろいろ目の当たりにしていた。僕がレッドブルを離れてから、それがよりハッキリ見えるようになったけどね。とはいえ、レッドブルで過ごした時間は素晴らしいものだった」
「今はF1に戻ってきて、キャデラックでの時間を楽しんでいる。チームと一緒に歩むこの旅を本当に楽しみにしている」
「多くの可能性を秘めていると思っている。長期的なプロジェクトで、簡単なものではない。でも成功する可能性のあるものだと思っているし、新しいプロジェクトの一員になることが僕のモチベーションになっている」
レッドブルでフェルスタッペンと組んでいた時と比べて、自分のフィードバックがより評価されていると感じるかと尋ねると、ペレスは「間違いなくそうだ」と答えた。
「マシンの開発の進め方や、チームが同じ方向を向いて前に進んでいる様子を見ると、それがよく分かる」
「そして確かに、僕のフィードバックは以前よりずっと評価されていると感じている」
新規参戦チームということもあり、キャデラックの初陣は厳しいものとなった。開幕戦オーストラリアGPではトラブルにより3台が予選タイムを記録できず、Q1は19台での戦いとなったが、ペレスが18番手、ボッタスが19番手に。チームメイトを上回ったペレスは、決勝でボッタスがトラブルでリタイアする中レースを走り抜いたが、トップと3周遅れの16位フィニッシュで、こちらも完走したドライバーの中では最下位であった。

