妻がいる部下の男性とラブホテルに行っていた前橋市の小川晶市長(42)は10月2日、市議会議員への問題発覚後2回目の説明会を開いた。続投に意欲を示していた姿勢をやや変え、辞職を考えているかような弱気な発言もあったが「市民に説明して回る」という非現実的な主張をして市議らの疑心は深まっている。不倫があったことを否定する主張は変えていないものの、集英社オンラインが報じたラブホテルで撮影された動画に映る“風体”を見ればその主張を額面通り受け取るのは難しい。
「公人として、また人間として未熟であった」
10時に始まった説明会は、市長側の要求で冒頭撮影を除いてメディアはシャットアウトされた。
「小川市長は会場に入ってきた瞬間から『さっきまで泣いていたのだろう』と思わせる顔をしていました。最初に『ご迷惑をおかけしています』と謝罪し会がスタートしました。
涙を流しては止め、また流しては止めるという繰り返しで、いわば“べそべそした”状態で答弁を続けていた印象です」(市議)
富田公隆市議会議長も、小川市長が冒頭で「市民の信頼を大きく損なった。相談場所は不適切な場所であった。真摯に反省している。
公人として、また人間として未熟であった。このような大きな報道になると思っていなかったし、影響力を考えると自分なりにしっかり受け止め、体が震え、心臓がバクバクするようなことも続いた」と平謝りしたと話した。
だが、では市長はどう身を処すのかという話題に入ると、混乱の長期化を予感させる物言いが続いたという。
富田議長によると市長は冒頭発言で「市民の負託を受けた政策や議会とのお約束事等あり、そういったものもしっかりと果たしていかなければならないと思ってるけれども、厳しい状況にあるとも思っている」と話した。
9月26日の前回説明会で「しっかりと反省しながら市民のために引き続き力を尽くしてまいりたい」と続投を示唆した発言よりは弱気に聞こえる。富田議長も「続投か辞職かというのは、まだほんとに結論が出ていないような受け答えで、われわれもそう受け止めました」と印象を述べる。
だが小川市長は同時に「とにかく市民には説明を自分の口からしたい。市民の声も聞きたい。出処進退もしっかりと考えているけれどもいつ(結論を出す)という明言はできない」とも発言した。
小川市長が否定し続ける、メガネやマスク姿での密会
「進退について市長は『市民の声を聞きながら判断したい』と言いながら、地域ごとに市民を集める説明会を行う意向を示しました。時間がかかって現実的に難しい上に、逆に混乱を招く可能性もあります。
市長は『混乱が収まるまでは公務に出られない』とも述べ、来週予定される地元の前橋祭りにも出ないと表明しました。その発言からは、続けたいという意思を感じました。とにかく絶対に辞めるとは言わないんです」
参加者は『冷静を保たなくてはいけない』という思いで怒りを抑えて対応し、呆れたような笑い声が漏れる場面もありました」(参加した市議)
この市長の生き残り戦略は当然「不倫ではない」との構図が前提だ。そのため市長はラブホ通いを報じた「NEWポストセブン」の報道を大筋認めながらも男女関係は否定し“道ならぬ恋”であることをうかがわせる要素も完全否定している。
週刊誌記者が話す。
「NEWSポストセブンは、小川市長が市役所から約500m離れた路地で公用車から降りて相手の男性職員の車に乗り換える場面を描写しています。
その部分には、市長は公用車から降りる際にはメガネやマスクを身に着けており、待っていたA氏が(自分が運転してきた)高級外車から降りて後部座席のドアを開け、そこから流れるように車に乗り込んだ、と書かれています」
いっぽう小川市長はこの記事が出た9月24日に開いた最初の会見から「私が公用車から降りるときにメガネやマスクをしていたということについては違います。
駐車場から職員の車に乗り込むときに職員がドアを開けて、私が乗り込んだというのも違うと思います」と当該部分の描写を否定している。

