
吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)
【画像】え、「確かに痩せてる…」「減量した吉沢亮と似てる」 コチラが34歳で亡くなった錦織のモデル人物の写真です
以前のように松江の朝に感動できないヘブン
連続テレビ小説『ばけばけ』第23週では、「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が、生家・雨清水家に復籍する妻「松野トキ(演:高石あかり)」の籍に入り、日本人「雨清水八雲」になろうとしています。しかし、松江の親友「錦織友一(演:吉沢亮)」は、ヘブンが日本人になることに反対しているようです。
3月12日(木)放送の114話にて、トキの養祖父「勘右衛門(演:小日向文世)」に日本名「八雲」を考えてもらった次の朝、ヘブンは松江に来たばかりのときのように米をつく音で目覚め、花田旅館から出て早朝の美しい街の風景を見ます。しかし、ヘブンの心には以前のような感動が訪れないようで、彼は松江大橋の上で「どうして」と取り乱しました。すると、背後に錦織が現れ「何を狼狽(うろた)えてるんですか」と、ヘブンに語り掛けてきます。
意味深な終わり方をした114話に続く115話のあらすじを見ると、
「(錦織に)声をかけられたヘブンは、自分は八雲だ、日本人だと告げる。そんなヘブンに、錦織は日本人になる意味、錦織が反対する理由、ヘブンの現実を淡々と突き付ける。そんな二人の様子をトキは目撃する」
と書かれていました。
さらに『ばけばけ』のチーフプロデューサー・橋爪國臣さんは、放送後に自身のXで
「明日3/13(金)は、ばけばけ 最後の松江。試写で13週のラストと同じぐらい評価が高かった回です。吉沢亮さん、トミー・バストウさん、高石あかりさんの3人が本当に素晴らしいです」
とポストしています。松江での場面が最後ということは、病に侵されている錦織の出番も明日の115話で終わりとなる可能性が高そうです。
ヘブンのモデルであるラフカディオ・ハーンは、1896年2月に日本に帰化して小泉八雲となった後、同年6月に妻・小泉セツと長男・一雄らを伴って、思い出の地・松江に帰省しました。そこで錦織のモデルである西田千太郎(松江中学の教頭心得、校長心得を歴任)と再会します。一緒に出雲大社のある杵築に旅行にも行きましたが、これがハーンと西田がともに過ごした最後の時間となりました。
以前から結核を患っていた西田は翌1897年3月15日、34歳で病没し、当時東京に住んでいたハーンは深く絶望したといいます。息子の一雄は、後の著書『父小泉八雲』のなかで「(ハーンは)西田氏亡き後は、もう二度と松江に行く気がせぬと云っていた」と振り返っていました。事実、ハーンが西田の死後、松江を訪れた記録はありません。
明日が最後の登場かもしれない錦織が、なぜヘブンは日本人にならない方が良いと思っているのか、彼にどのような「現実」を突きつけるのか、注目が集まります。
※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」
参考:参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)、『父小泉八雲』(小山書店)
