イースタン・カンファレンスではシャーロット・ホーネッツが見事な快進撃を見せているが、ウエスタン・カンファレンスではロサンゼルス・クリッパーズのバウンスバックが凄まじい。
現地時間12月18日(日本時間19日、日付は以下同)時点で6勝21敗とどん底だったチームが、3月9日には32勝32敗と、一時は15あった借金を完済し勝率5割に復帰。そして11日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦にも勝利し、NBA史上初、最大15も負け越した状況から貯金に転じた初のチームとなった。
11日のウルブズ戦では、カワイ・レナードが45得点と爆発したほか、ダリアス・ガーランドが21得点、デリック・ジョーンズJr.が12得点に4スティール、ベンチからベネディクト・マサリンが22得点、ジョーダン・ミラーが14得点をマーク。
チーム全体で36アシストとパスがよく回り、フィールドゴール52/82(成功率63.4%)、3ポイント19/37(成功率51.4%)と高確率でショットを沈めた結果、球団史上2位タイとなる153点を奪って圧勝(153-128)した。
試合後の会見で、クリッパーズを率いるタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は、この破壊的なオフェンスを生み出すことができた一番の要因としてレナードの名前を挙げつつ、出場した選手全員を称えた。
「カワイ・レナードがパスを信頼し、速いプレーを心がけてくれた。36アシストを記録したということは、ボールを共有し、正しい方法でプレーしていることの証拠でもある。我々が目指すスタイルは、ボールを丁寧に扱い、ムーブメントとカットを駆使しつつ、最初にオープンになった選手にパスを出すことだ。
選手たちはそれを理解し始めており、チームは成長している。今夜の勝利は我々にとって非常に大きい。出場した全員が貢献した。それが重要なんだ」
また、勝率5割を15ゲーム以上も下回った状況からの勝ち越しという、NBA史上初の快挙について問われたルーHCは、選手やコーチ、フロント陣を称賛しつつも、今後へ向けて気を引き締めた。
「コーチングスタッフ全員と選手たちを誇りに思うよ。6勝21敗の状況でゲームを楽しむのは難しいが、それでも選手たちは諦めなかった。大抵のチームなら、6勝21敗でスタートしたら即座に何か変えるだろうけど、フロントは方針を貫いた。
だが、まだ終わってない。長い道のりを登ってきたが、まだ試合は残っているんだ」
クリッパーズの現在の成績は、33勝32敗(勝率50.8%)でウエスト8位。ただ、6位のウルブズとは6.5ゲーム差をつけられており、残り17試合で逆転してプレーオフにストレートインするのはかなり難しいだろう。
それでも、現在のチーム状態が続くなら、プレーインを勝ち上がるチャンスは十分ある。そうなった場合、クリッパーズはどの上位陣も当たりたくないダークホースとなるはずだ。
構成●ダンクシュート編集部
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