近年、世界的にも人気が高まっているのが1960~70年代の「ショベルヘッド」です。しかし、販売終了から40年以上が経過しているため、中古市場では信じられないほどに価格が高騰したほか、コンディションのよくない個体がそのまま販売されている事例も珍しくなく、購入したはいいものの、トラブルに頭を抱えるユーザーも少なくありません。そんな中、にわかに注目を集めているのが、その次の世代である「エボリューション」です。ショベルヘッドより格段に信頼性が高められた設計、シンプルなメカニズムが故にリペアも容易な上に、価格もショベルほど高騰していないため、いまちょっと旧めのモデルに乗りたいという人にオススメできるハーレーなのです。というワケで、魅力に憑りつかれてしまった実際のユーザーをはじめ、プロショップによるスペシャルカスタム紹介、より面白くするためのカスタムのハウツーなど、かつて一世を風靡し、世界中にハーレーブームを巻き起こしたエボリューションの魅力をあらためてひも解いていきます。いま“エボ”が気になっている人はもちろん、カッコいいハーレーに乗りたいなら必読の一冊!! さらに今月は、いよいよ発売されたハーレー2026年モデルをピックアップしてご紹介!! そのほか、人気の「TT&CO」や「ディンマーケット」の新作ヘルメットや人気ブランドの新作ウエアなど、今月も隅々まで読み応えある内容でお届けします!

僕らが“エボ”を選んだ理由。

現行モデルにはない旧いハーレーを彷彿とさせる雰囲気を漂わせつつも、ショベルヘッドよりも気難しいところがなく、現代車のように気軽に乗れることがエボリューションの最大の魅力。もちろんその他にも“エボならではのよさ”が存在します。そこで実際にエボリューションを購入し、とことんまで楽しんでいるオーナーに、エボの魅力を伺いました。
チャレンジし続けた男が鍛え上げたエボ

現在活躍する多くのカスタムビルダーは、世代的にも「エボリューションでハーレーを学んだ」という人が少なくありません。中でも「モーターサイクルズフォース」の久保さんは、最高速に挑む「ボンネビルスピードトライアル」や400mの加速を競うドラッグレースなどさまざまなチャレンジをした人物。そんな人が作るエボを見せていただきました