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大阪・関西万博で一番笑った夜 / 吉本パビリオン「カラオケ盆踊り」のエンタメ性が想像以上だった!

大阪・関西万博で一番笑った夜 / 吉本パビリオン「カラオケ盆踊り」のエンタメ性が想像以上だった!

・人気芸人と踊れる非日常感

盆踊りのアシタのすごいところのひとつが、人気芸人と一緒に踊れるという非日常感。踊る直前から気付いていたのだが、櫓を囲む大勢の参加者の中に『すち子』さんが混ざっていたのだ。

すち子さんとは、吉本新喜劇の座長・すっちー氏が演じるキャラクター。

関西なら誰もが知っているほどに人気で、おかっぱ頭と頬のそばかす、大きなメガネがチャームポイント。吉田裕氏との「ドリルすんのかいせんのかい(乳首ドリル)」は、何度見ても声をあげて笑ってしまう鉄板ネタだ。

実際のところ、芸人がゲスト参加する盆踊り大会は全国各地で開催されている。だが、吉本パビリオンが一味違うのはその距離感だ。

櫓の周りはスペースが限られているため、すち子さんとの距離は手を伸ばせば届くほど。

テレビで何度も爆笑させてもらったすち子さんが目の前にいるなんて、そして一緒に踊れるなんて、夢のようだ。そんな状況に置かれたらテンションが上がるしかない! テンションが上がったなら、その熱は踊りにぶつけるしかない!!

恥ずかしい気持ちなんて一気に消え去り、この非日常的な空気を全身全霊で楽しむことにした。

ちなみに、この日はすち子さんの他にも川畑泰史氏、ナイチンゲールダンスのおふたり、ファンファーレと熱狂のおふたりが出演。

出演者は日替わりで、10月もテレビでおなじみのビッグネームが出演予定とのこと。スケジュールは公式サイトに掲載されているので、万博に行く予定がある人はぜひチェックしてみてほしい。

・十八番だらけのカラオケ大会

筆者らのテンションが爆上がりした理由は、すち子さんの存在だけではない。ひょっとすると、一番大きな要因は音楽にあったかもしれない。

『盆踊りのアシタ』で流れる音楽は、当日の抽選で選ばれた一般参加者によるカラオケだ。

自ら立候補してステージに立つだけあって、皆さん歌唱力も盛り上げ力も抜群。おまけに、選曲はどれも 盆踊りに合う十八番(おはこ)ばかりなのだ。

筆者が滞在していた時間帯には、『唱(Show)』以外に湘南乃風『睡蓮花』、嵐『Love so sweet』、Mrs. GREEN APPLE『ライラック』などが披露された。

共通しているのは、「誰もが知っていて盛り上がる曲」であること。その証拠に、曲名が発表された瞬間 会場全体が歓声とともにブチ上がっていた。

例えるならば……ずっとフィナーレが続く花火大会、あるいは全打席に大谷翔平が立つ野球の試合。テンションの下がる瞬間が一切ない、夢のような時間だった。

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