最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「もう毎日が楽しい」なぜイングランドで冷遇されていた松木玖生は重要戦力になりえたのか 日本代表への思いも吐露「絶対に選ばれると思う」【現地発】

「もう毎日が楽しい」なぜイングランドで冷遇されていた松木玖生は重要戦力になりえたのか 日本代表への思いも吐露「絶対に選ばれると思う」【現地発】


 3月8日に行われたFAカップ5回戦。松木玖生を擁するサウサンプトンは、敵地クレイブン・コテージに乗り込みフルアムと対戦した。2026年に入って以来、出場機会が与えられるようになり、プレータイムが増えているレフティは直近の2試合で2得点1アシストとマークするなど好調を維持していたが、この日はベンチからのスタートとなった。

 プレミアリーグに所属する格上との一戦。序盤はサウサンプトンがコンバテティブな姿勢と積極的なプレッシングから優勢に試合を進める。しかし10分頃からは、選手の質の違いもあり、フルアムが攻勢に転じた。

 前半終了時点でのボール支配率はフルアムが69パーセント、シュート数も12本(うち枠内4本)と攻め立てる時間が長くなった。それでもサウサンプトンは効果的なカウンターから好機を演出。相手ゴールに迫る場面も数回あり、数字以上に五分五分の展開となった。

 後半に入ると、フラムはさらにギアを一段上げて攻撃を仕掛けてくる。それでもセインツバックラインな懸命な守りを見せ、さらにこの日冴え渡っていたイスラエル代表GKダニエル・ペレツからファインセーブが飛び出すなど、ゴールを許さない。試合は0―0のまま終盤を迎えた。

 均衡を破るためにピッチへ送り込まれたのが、松木だった。不慣れな左ウイングでプレーを開始し、劣勢のチーム状況のなか、ファイナルサードでボールに触れる機会はなかなか訪れなかった。それでも90分を迎える直前、右サイドへポジションを移した直後に、22歳が試合を決定づけるプレーを引き出した。

 相手GKバンジャマン・ルコントが前線に送ったボールを、松木がヘディングで跳ね返す。そのボールをCFロス・スチュワートがダイレクトで前線へ送り込み、FWフィン・アザズがペナルティーエリア内で受けた直後、相手DFに倒されてPKを獲得。これをスチュワートがきっちりと決めて先制、結果的に決勝ゴールとなった。
 
 ボールタッチの回数は多くなかったが、決定機を生み出し、「自分のヘディングが得点に繋がったんでよかったです」と、松木は素直に喜びを口にした。左サイドから右サイドへのポジションチェンジについては、次のように振り返った。

「自分と同時に入った選手(サミュエル・エドジー)も左ウイングの方が得意で、より快適にプレーできるという感じだったので、監督からも『チェンジ』と言われました。俺もそっちの方がやりやすかったのでよかったです」

 元来、インサイドハーフやボランチを主戦場としてきた松木だが、昨季にレンタル移籍していたトルコ1部リーグのギョズテペでは、本職の中盤に限らず前線でも起用され、公式戦34試合に出場。6ゴール・5アシストを記録し、プレーの幅を広げてきた。

 満を持して復帰したサウサンプトンで迎えた今季。2部に降格したチームのなかで中核として期待されたものの、ウィル・スティル前監督の下ではプレー機会に恵まれなかった。それでも腐ることなく、出場のために「ひたすらどん欲に練習した」。それでもチャンスは限られていたなか、昨年11月、成績不振により同氏が解任されると徐々に状況が変化していった。

 後任として就任したトンダ・エッカート新監督の下で、出番を増やし、ここにきて存在感を示している。指揮官について、「普段の練習からも見てくれていて、そういうのもしっかりと実って、今はプレーできている。選手たちからも信頼が厚くなってきていると思う」と信頼を寄せる。
 
 2026年に入ってから松木の出場機会が増えると、チームは好調を維持。直近の公式戦10試合で負けなしとし、チャンピオンシップ(2部)でも8位まで急上昇。プレーオフを狙える位置にまで近づいている。それでも松木は気を緩めない。

「自分たちは1試合1試合を常に勝ち続けなければ、プレーオフっていうところには届かないと思ってますし、それこそチャンピオンシップも(混戦で)すごく固まっているというか、リーグ自体がレベル高いと思うんで。そこは気を抜くことなく」と気を引き締め、「今日はフルアムに勝ちましたけど、次に4連戦が待ってるんで、そこは自分自身ももっとアピールしたいなと思います」と語った。
 
 先発での起用も増え始めたものの、まだ完全にレギュラーの座を掴んだわけではない。だからこそ、「もっと試合に絡みたい」と語気を強める。「スタートでずっと試合に出られてるので、もっと得点だったりアシストのところを求めていきたい」とどん欲だ。

 なぜなら、彼にはその先の目標があるから。そう、日の丸のシャツをまとって、プレーすることだ。

「代表のチャンスも限られてるとは思うんですけど、でもサウサンプトンでコンスタントにやってたら絶対に選ばれると思うんで。そこは狙っていきたいなっていう風に思います」
 
 前述のとおり、MFとしてのみならず、前線のどの位置でも経験値を高めて自信を深めている。もともとフットボール頭脳は明晰なだけに、トルコ、そしてイングランド南部で過ごしたこの1年半が、よりフットボーラーとしての肥やしになっているのは確かである。

 サウサンプトンでは、「自分が試合に入ったら選手たちみんな分かっててくれて、それこそ自分がワイドに行ったらクロスがあるとか、例えば中で関わっていたら、連続した動きを持って、パス・アンド・ゴーだったり、そういうのを求めてくれる。自分以外の選手が共通認識として持ってくれてるんで、自分もすごく今やりやすいですし、あとはほんとに結果がついてくるかどうかだと思います」

 エッカート監督から直接練習時に言われることはないというが、「自分のポジションはゴールのところだったり、このチームの中でもボールをキープできるほうなんで、そこで起点を作ったりとかっていうのは求められています」と分析。

「最近は快適にプレーできてるっていうか、自分自身に迷いがないというか。そういうところでゴールに直結するプレーもできていると思うので。今後がちょっと楽しみです、自分自身も」と明るい表情で語った。
 
 そんな松木だが、もし日本代表に食い込めたなら、どのようなポジションでのプレーを思い描いているのか。

「今だったらシャドーのポジションが一番合うかなと自分自身は思っています。その中でダイナミックなとこだったり、ミドルシュートもありながら、自分も周をり使いながら動くというのも特徴的でできると思うんで。そこは、チャンピオンシップで試合に出てれば絶対見てくれてると思うんで、アピールしたいなという風に思います」

「サウサンプトンに来て、それこそ試合に出てない時期もありましたけど、自分の中でオプションがすごく増えてるなっていう風には思っています。特に右ウイングをやってる時には、もちろん仕掛けないといけないですし、今までの自分のサッカー人生だったら仕掛けるってことはなかったんで(笑)。そういうところもトライしながら、周りとのコミュニケーションも上手く取れて、もっと続けていきたいです」

 取材の最後に英国での暮らしについて聞かれると、「楽しいです!」と即答し、「苦労はない」と続けた。

「もう毎日が楽しいんで。練習もすごくレベルが高いですし、それこそいいクオリティの選手たちと日々切磋琢磨できるのはいい経験になっている」
 
 この試合ではわずか出場時間こそ10分強にとどまったが、充実した表情でスタジアムを後にした。

 サウサンプトンでの松木は、着実に自身の居場所を確立し始めている。そんななか、今月下旬、日本代表はイングランド、そしてスコットランドとの連戦を迎える。怪我人が相次ぐサムライブルーに招集され、流れるを変える存在となれるか。その可能性は決しゼロではない。彼自身は、その舞台に上がれるように努力を続けるのみだ。

取材・文●松澤浩三

【記事】「クソ中国人」久保同僚の20歳日本人がスペイン人DFから受けた人種差別に中国が憤慨「恥知らず」「本当にひどい」

【記事】「日本は狂っている」土曜夜、侍ジャパン日韓戦勝利の裏で…日本サッカーの“衝撃結果”に海外驚愕!相手の監督は「泣き崩れた」

【画像】新垣結衣、有村架純、今田美桜らを抑えて1位に輝いたのは?「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」最新版TOP20を一挙紹介
 
【画像】「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」最新版TOP20を一挙紹介! 新垣結衣、有村架純、今田美桜らを抑えて1位に輝いたのは意外にも...
配信元: SOCCER DIGEST Web

あなたにおすすめ