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キャデラックF1、連続で空力アップデート投入へ。積極開発で「目指すは夏休みまでにポイント獲得」

キャデラックF1、連続で空力アップデート投入へ。積極開発で「目指すは夏休みまでにポイント獲得」

キャデラックF1は、今後数戦に渡って毎戦マシンをアップデートする予定であるとバルテリ・ボッタスが明らかにした。チームメイトのセルジオ・ペレスは夏休みまでにポイント獲得を目指している。

 先週のオーストラリアGPでF1デビューを果たした新規参戦チームであるキャデラック。しかし中団勢からは大きく後れを取る結果となった。

 深刻な問題を抱えるアストンマーティンを除けば、キャデラックは予選で前のマシンからは1.4秒遅れ。決勝では16位でフィニッシュしたペレスは、15位のカルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)から56秒遅れ、ポイント圏内までは2分28秒差という厳しい結果だった。

 もっともこのパフォーマンス不足は、チームにとっては想定内だったという。ペレスは次のように語った。

「予想はしていた。分かっていたことだ。このマシンはかなり前に完成していたし、かなりベーシックな仕様なんだ。開発もかなり早い段階で区切りをつけなければならなかった。だから序盤が厳しくなることは分かっていた」

 一方、ボッタスはフェラーリ製のパワーユニット(PU)自体に問題はないと説明する。

「フェラーリが優勝争いをしていることで、PUが十分に競争力を持っていることは証明された」

「彼らがどういうデプロイメント(電気エネルギーの展開)をしているかも見えるし、望めば同じこともできる。だから制限になっているのはデプロイメントではない。問題は明らかに僕たちのマシンだ」

「特に空力面だ。リヤの荷重がかなり不足している。そのせいでメカニカルセットアップもある程度制限されている。リヤを守るためにあらゆることをしなければならないからだ」

「ただ、ダウンフォースが増えてくれば、まだパフォーマンスは引き出せる」

 キャデラックのマシンに設計上の根本的な問題があるのか、それとも単にローンチ仕様の空力パッケージに改善の余地があるということなのかと問われると、ボッタスは次のように答えた。

「大きな根本的問題は見当たらない。他のマシンと細部を比較してみると、ボディワーク自体はかなり良く見える。ただトップチームとの差は、細かいディテールの部分にあると思う」

「前のマシンとの差はまだある。今はそれを縮めていく作業を始めなければならない。簡単ではないが、今後のレースに向けて多くの開発が控えている」

 この開発計画の一環として、キャデラックは序盤数戦で連続的にアップデートを投入する予定だ。

「最初の4~5レースでは、ほぼ毎戦空力アップデートを投入する予定だ。つまりレースごとに、ダウンフォースが増えていくだろう」

 ボッタスのこのコメントは、4月にバーレーンとサウジアラビアで予定通りレースが開催されることを前提としているのだろう。

「それでどれくらい差が縮まるかを見ることになる。ただ、今は他チームのコンセプトについても多くの知識が得られている。風洞は今この瞬間もフル稼働しているはずだ」

「今後数戦で既にパフォーマンスは向上しているだろうが、そこからさらに大きなステップをどう踏み出すかを考えなければならない」

 ペレスは、キャデラックがレースごとに差を縮めていくことを望んでおり、その改善は空力に留まらないと付け加えた。

「今後のレースでは、多くの分野で大きな前進を果たすことになると思う。オペレーション面でも、さらには戦略面でもね」

「メルボルンのレースを整理して振り返れば、もっと良くできた部分はいくつかあった。判断、戦略、オペレーション、そしてピットストップもそうだ。最後のストップは非常に競争力があった」

 オーストラリアGPの決勝レースでは、ペレスはピットレーンで18.951秒を費やしたが、これはマクラーレンとフェラーリがそれぞれ記録した17.649秒と17.664秒よりも1.3秒遅いタイムだった。実質的にレースを戦っていなかったアストンマーティンを除くすべてのチームがそれよりも良いタイムを記録した。

 それでもペレスは、キャデラックがマシン開発で苦戦するとは思っていない。チームの豊富なリソースと経験豊富なスタッフを考えれば、もしそうなれば「とても驚く」だろうと語る。それもあって、ペレスはすでに野心的な目標を掲げている。

 motorsport.comが、キャデラックがいつ頃、中団勢と争えるようになると考えているかと問うと、ペレスは次のように答えた。

「サマーブレイクまでには、すでにいくつかポイントを獲得できていればいいと思っている。もちろん、今のギャップを考えれば大きな挑戦だけどね」

「このチームは新しいチームだけど、これまでF1に参入してきた他のチームとは全く異なる。このチームには必要なリソースがすべて揃っており、経験も豊富だ。チームには多くの経験豊富なメンバーがいる。20年以上この競技に携わってきた人もたくさんいるんだ」

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