F1中国GPのスプリント予選が行なわれ、メルセデスのジョージ・ラッセルがスプリントのポールポジションを獲得した。
上海現地時間の15時半から行なわれたスプリント予選。新レギュレーション導入2戦目にしていきなりのスプリントフォーマット開催……各陣営は慌ただしいスケジュールの中、スプリント予選を戦うことになった。気温は16度、路面温度29度というコンディションである。
なおキャデラックのセルジオ・ペレスは、燃料システムに問題が発生したため、スプリント予選には参加できなかった。
■SQ1:レッドブル苦戦11番手。アストンは脱落も上昇中
今回もFP1から速さを見せているメルセデス勢。最初のアタックを終えた段階では、圧倒的な速さで1-2体制。首位ジョージ・ラッセルは、1分33秒030を記録した。
ライバル勢は2度目のアタックでタイムを更新。フェラーリのルイス・ハミルトンがペースを上げたが、ラッセルには0.118秒及ばず2番手まで。メルセデス勢は余裕と見たか、2度目のアタックをせずにピットに戻った。
結局上位6台をメルセデス、フェラーリ、マクラーレンの3チームが占める結果に。これに続いたのはアルピーヌのピエール・ガスリーで、今季から参戦開始アウディのニコ・ヒュルケンベルグは8番手となった。
苦しんだのはレッドブル勢で、マックス・フェルスタッペンをしても首位ラッセルから1.1秒遅れの11番手。アイザック・ハジャーも14番手であった。
今季からはキャデラックが参戦を開始したことで、SQ1脱落は6台。ここで脱落したのはウイリアムズ、アストンマーティン、キャデラックの3チームであった。なおアストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、首位から2.5秒遅れの19番手。ひとつ前のアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とは0.2秒差であり、確実に前進していることが伺える。
■SQ2:ガスリー&ベアマンがレッドブル上回る
SQ1に引き続き、新品ミディアムタイヤの使用が義務付けられたSQ2。やはりここでも速いのはラッセルで、最初のアタックで1分32秒241を記録してみせた。2番手アントネッリは0.3秒差、フェラーリのシャルル・ルクレールがこれに肉薄した。
レッドブルのフェルスタッペンは、1回目のアタックを終えた段階で7番手にいた。しかし、11番手のエステバン・オコン(ハース)との差は0.07秒しかなく、2回目のアタック次第では、SQ2敗退の可能性も出てきた。
フェルスタッペンは2度目のアタックに入ろうとしたところ、最終コーナーでオーバーラン。これでタイム更新ができなくなってしまい、危機的な状況に陥った。
ガスリー、ハースのオリバー・ベアマンがフェルスタッペンを上回るタイムを記録したが、フェルスタッペンはなんとか9番手に踏みとどまった。ハジャーも10番手で辛くもSQ3進出を果たしている。
結局レッドブルの2台の他、メルセデス、フェラーリ、マクラーレンのトップ3チームとガスリー&ベアマンがSQ3に進出。アウディの2台、エステバン・オコン(ハース)、レーシングブルズの2台、フランコ・コラピント(アルピーヌ)がここで脱落となった。
■SQ3:メルセデス盤石
SQ1&SQ2とは異なり、このSQ3ではソフトタイヤの使用義務。ソフトタイヤであれば、新品でも中古でも構わないというレギュレーションだ。
メルセデスとフェラーリ、そしてフェルスタッペンの5台はセッション開始早々にコースイン。その他の5台はコースインのタイミングを遅らせ、ソフトタイヤの”おいしいところ”を使う1発アタックにかけた。
ここでもやはりラッセルが速く、タイムは1分31秒520。アントネッリに0.36秒の差をつけ、3番手にはハミルトンが続いた。
残り時間3分というところで、他の5台もコースイン。新品タイヤでの1発アタックにかけたマクラーレン勢の戦略が功を奏した。
ランド・ノリスは1分32秒141を記録し、フェラーリ勢2台の前に立った。またオスカー・ピアストリもフェラーリ勢の間に割って入った。
ただそのマクラーレンをもってしても、メルセデス勢には全く太刀打ちできず。首位ラッセルと3番手ノリスの差は、0.621秒という大差であった。
トップ3チームに続く位置につけたのはガスリーで7番手。8番手のフェルスタッペンを上回った。以下ベアマン、ハジャーの順だった。
中国GPのスプリントは、14日(土)の日本時間12時から行なわれる。

