世間では、まだまだシール交換が大流行している。けっこう息が長いな……。
我が家はそこまで熱狂的というわけではなかったのだが、最近になって、娘たちのシール帳ブームがじわじわと熱を帯びてきた感じがする。
ただの遊びかと思いきや、見ていると意外と奥が深い。
欲しいものをどう手に入れるのか。どこまで譲歩するのか。相手の出方をどう読むのか。
つまり、まるで小さな商談のような交渉が子どもの世界で行われているのだ。
というわけで今回は、子どもたちのシール交換をいろんな場面でじっくり観察してみることにした。
・性格の差が見えてくる
まずは、9歳の長女と6歳の次女の家庭内市場から観察してみる。
次女はサーモンのお寿司が大好きだ。そのため、長女が持っている寿司シールを見るやいなや「それほしい」と即座に交渉を開始した。
差し出したのは、自分が持っていたボンボンドロップのシール。
寿司シールは100均で購入した小さなものだから、どう見てもレート的には割に合わない。でも、そんなことは次女にとって関係ないようである。
気づけば、次女のシール帳は寿司でどんどん埋まっていく。さすがに長女が次女をかわいそうに思い、「本当に大丈夫?」と止めに入った。
シール交換でも、そこにはしっかり性格が表れていた。欲しいものがあれば、レートなど関係なく、自分の価値で判断する次女と、それを心配して止めに入る長女。
会社で言うなら、いいと思ったら突き進む企画担当と、冷静にブレーキをかけるコンプライアンス担当、といったところかもしれない。
・シール交換会のシゴデキ
年末年始には、いとこたちともシール交換大会が始まった。
年長から小学生まで、全員女の子。人数が増えると、市場も一気に拡大する。
貼り方や保管方法にも差があり、面白かったのが、交換レートの参考にメモを貼っている子。
なるほど、これは社会でも役立ちそうな工夫であると感心した。
交換の様子も、「これオススメだよ」「これはキラキラだから2枚分ね」「それはもう約束してるからダメ」と、年齢によって異なってくる。
おすすめ提示、交渉、却下、再提案。私もかつて会社員時代に商談をしていたが、その時の光景がふとよぎった。
見ているとけっこうおもしろい。
