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“伝説”超えの大記録達成も、勝利至上主義を貫くSGA「勝利のためだったら、記録なんていつでも手放す」<DUNKSHOOT>

“伝説”超えの大記録達成も、勝利至上主義を貫くSGA「勝利のためだったら、記録なんていつでも手放す」<DUNKSHOOT>

現地時間3月12日(日本時間13日)、オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)は、ホームのペイコム・センターでボストン・セルティックス戦に臨んだ。

 前半で17得点を奪ったSGAは、第3クォーター残り7分48秒にフリースロー2本を決めて19得点とすると、残り7分4秒にポンプフェイクで相手とのタイミングをずらしてミッドレンジジャンパーをねじ込み、20点台に乗せた。

 これで2024年11月1日から続いていたレギュラーシーズンでの連続20得点超え試合数を127へ伸ばし、ウィルト・チェンバレン(元サンフランシスコ・ウォリアーズほか)が保持していた126試合を抜き、NBA歴代最長記録を塗り替えた。

 1試合100得点を筆頭に、数々のNBA記録を保持するチェンバレンは、ペイントエリアを牛耳った216cm・113kgのビッグマンで、1961年から63年にかけて126試合連続で20得点以上を奪取。以降63年間にわたってトップの座を保持してきたが、カナダ出身のスコアリングガードが歴史を塗り替えた。
  198cm・88kgのSGAは、2018年のNBA入り時点では特別注目された存在ではなかったが、地道にスキルを磨き上げ、トッププレーヤーの仲間入りを果たした。自由自在のボールハンドリングと緩急を駆使してディフェンダーを翻弄し、ミッドレンジジャンパーや3ポイントを高確率で決めることで毎試合30点前後を奪っている。

 昨年12月、キャリア23年目のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、王者サンダーのエースをこう評していた。

「彼をフリースローラインから遠ざけないといけない。(でも)それが難しいんだ。彼はアングルをうまく使い、試合の流れを操る術を熟知している。良い意味でね。何をすべきか、それに何をすべきでないかを理解していて、自分のスペースに人が入れば、常に手や腕、ヒジを狙ってくるんだ」

 今季、フィールドゴール成功率55.4%、3ポイント成功率38.3%(平均1.7本成功)を誇るSGAは、平均フリースロー試投数でリーグ3位の9.2本を獲得し、同1位の8.2本を89.5%の成功率で沈めている。

 なかには不調の日もあるとはいえ、多彩な得点パターンを備えていることは相手にとって厄介極まりない。今季序盤には「相手が止めようとしても、僕にはいくつかカウンターがある。もしそれらが止められても、さらなるカウンターを持っているんだ」と自信を覗かせていた。 もっとも、SGAにとって記録や偉業は二の次で、あくまで勝ち続けることにフォーカスしている。

 今季のサンダーは先発陣をはじめローテーションメンバーが相次いでケガで離脱するなど、なかなかベストメンバーを組めずにいる。それでも、チームはセルティックス戦を同点14度、リードチェンジ19度の末に104-102で制して7連勝。52勝15敗(勝率77.6%)でウエスタン・カンファレンスならびにリーグトップに立っている。

 フィールドゴール成功率72.2%(13/18)の高精度でゲームハイの35得点、9アシスト、3ブロックに6リバウンド、2スティールと、大車輪の働きを見せたSGAはこう話す。

「記録や功績はどれも素晴らしいことだけど、勝てなければ意味がない。あの瞬間(記録更新)まで、僕は酷い試合をしていた。序盤は鈍かったが、とにかく流れを取り戻して、勝利を掴んでここを後にしたかったんだ」
  SGAは最終クォーターだけで14得点と爆発すると、セルティックスのジェイレン・ブラウンも応戦。残り2分から両エースが互いに点を取り合うクラッチゲームとなるなか、残り0.8秒にチェット・ホルムグレンがフリースロー2本を沈めてサンダーが逃げ切った。

「もし負けていたら、本当に腹が立っていただろうね。勝利のためだったら、僕は記録なんていつでも手放すつもりだ。だから勝てて、しかも記録を更新できて本当に嬉しい」

 昨季のMVPは試合後にそう振り返り、勝利を喜んだ。

 シーズン終盤に入り、特に上位チームは順位争いやプレーオフに向けた心理戦も水面下で進んでいる。追われる立場のサンダーは、今後もタフな状況に直面するかもしれないが、頼れるリーダーのSGAがいる限り、心配は無用だろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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