アストンマーティン・ホンダは、F1中国GPでは2日目を終えても、トラブルなしで順調に周回を重ねている。ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、施してきた対策が功を奏していることが確認できたため、一定の自信に繋がっていると語った。
アストンマーティン・ホンダはテストの時点から異常振動に伴うトラブルに見舞われ、満足に走ることができず。開幕戦オーストラリアGPでもその状況は変わらず、ランス・ストロールが土曜日まったく走れなかったり、決勝でもそもそも完走を目指すことすらできないという状況であった。
しかし中国GPでは、初日、2日目と終えた段階で、パフォーマンスこそ満足いくモノとは遠いが、トラブルなく順調に周回を重ねている。しかもスプリントではしっかりと完走を果たした。
「昨日のフリー走行ではスムーズにセッションを進めることができ、走行距離を重ねながら多くのデータを収集できました。その結果を基に、本日のスプリントレースおよび予選に向けたデータの最適化を行ないました」
折原エンジニアは、ホンダF1のプレスリリースにそう語った。
「スプリントレースではフルディスタンスを走り切ることができ、我々が正しい方向に前進していることを示す一日となりました。これはホンダとして信頼性向上に向けた重要な一歩であり、引き続き改善に向けて全力で取り組んでいきます」
これには、オーストラリアGPに向けてHRC Sakuraで検討した振動に関する対策が功を奏しているようだ。折原エンジニアは次のように説明する。
「メルボルンではバッテリーへの振動を低減するための新たな対策を導入し、週末を通して約300〜400kmを走行しました。中国でも走行距離を重ねることができたことで、一定の自信に繋がっています」
「明日の決勝では約300kmを走行しますが、レースを最後まで走り切ることで、これらの対策が十分に機能していることを確認していきたいと考えています。ホンダおよびアストンマーティンにとって、一周一周が重要な意味を持っています」

