
【岩本輝雄】谷村は自分の“型”を持っているストライカー。マリノスはもっとサイド攻撃の迫力を出したいね
[J1百年構想リーグ第6節]横浜FM 2-0 千葉/3月14日/日産スタジアム
今季初の連勝がかかっていた前節のFC東京戦は0-3の完敗。黒星が先行するマリノスは、今一つ調子に乗り切れていなかったけど、ジェフ戦は2-0で快勝したね。
52分に遠野のスーパーボレーで先制。そして74分に谷村が強烈なシュートで追加点を奪った。
谷村は気になる選手の1人でもある。去年の夏にいわきからマリノスに加入して、約半年間で6得点。2年目の今季も貴重な得点源として期待されていると思う。
ジェフ戦のゴールも、これぞストライカーという感じのフィニッシュだったよね。味方の縦パスをボックス内でトラップして、振り向きざまに即シュート。ボールの置きどころが良いし、一連の動きがスムーズで、シュートの技術も高い。
点を取るための自分の“型”を持っていると思う。この形になったら決められる。そういう選手はやっぱり重宝されるんじゃないかな。
だからこそ、チャンスの数をもっと増やしたいよね。今のマリノスは、強かった頃と比べると、サイド攻撃の迫力が物足りないような気がする。もっとアグレッシブに、スピーディに両サイドから崩して、クロスを入れられれば、と思う。真ん中には谷村や遠野といった点が取れる選手がいるんだから。
もちろん、右サイドのクルークスは良い選手だと思う。でも、彼は左利きだから、カットインしてからのクロスというパターンが多い。それも効果的ではあるんだけど、どうしてもワンテンポ増えるから、相手のディフェンス陣に準備させる時間を与えてしまうことにもなる。
夏から始まる26-27シーズンに向けて、チームとして今はいろいろと試行錯誤している部分はあると思う。速攻と遅攻、両方できるに越したことはないけど、もっと縦に速く行ける選手が欲しい。僕がマリノスの強化担当だったら、そこをまずテコ入れするかな(笑)。
強烈な攻撃力がマリノスの魅力。そこを今後、どれだけブラッシュアップできるか。注目していきたいね。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、53歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。
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