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「モンチッチ」なぜ今また大ブーム、一部では高額取引も… 50年前のヒット理由は“クタクタ“ 令和の再ブームの火付け役は?

「モンチッチ」なぜ今また大ブーム、一部では高額取引も… 50年前のヒット理由は“クタクタ“ 令和の再ブームの火付け役は?

1974年に株式会社セキグチから発売されたぬいぐるみ「モンチッチ」が、近年再び注目を集めている。1985年にフランス以外で販売が休止されたのち、1996年に販売を再開。2024年には50周年を迎えた。

 

キーチェーンやコラボ商品などの展開が広がるなか、ガールズグループ「BLACKPINK」のLISAがグッズを身につけたことなども話題となり、若い世代にも支持が広がっている。その歴史と人気の秘密に迫るべく、販売元のセキグチに話を聞いた。

人気再燃の「モンチッチ」…今回の再ブームは「2023年夏頃からです」

昭和世代にとっては「懐かしいぬいぐるみ」というイメージのある「モンチッチ」が、再び大きなブームを巻き起こしている。

雑貨店などでは店頭で大きく展開され、さまざまな企業とのコラボ商品も相次いでいる。

SNSでも「モンチッチ可愛すぎる」「懐かしい~」といった声が多くあがり、ぬいぐるみを思い思いの場所に連れて行って撮影した写真を投稿するなど、ファンの間で盛り上がりを見せている。

モンチッチの再ブームは、いつ頃から、どのようなきっかけで始まったのか。

「モンチッチ」をはじめ、ぬいぐるみや雑貨、ドール、オルゴールなどを製造販売する株式会社セキグチの担当者に話を聞いた。

「今回の再ブームについては、2023年夏頃からです。きっかけは明確にこれだというのは難しいですが、『レトロブーム』『キーチェーン、バッグチャームブーム』『インバウンドの復活』など、さまざまな要素が重なって可愛さが再認識されたこと、2024年にモンチッチが誕生50周年という節目を迎えたことがあると考えております」

50周年の節目にさまざまな施策を打ったことが、新たなファンの獲得につながったという。

「2023年から50周年期間として、東京スカイツリータウンで展示イベントを実施したり『株式会社モンチッチ』を設立したりと、施策を打ってまいりました。そのあたりからモンチッチのライセンス展開をしてくださる企業も増えました。

手に取りやすいカプセルトイやプライズ、弊社ではあまり取り組めない雑貨展開なども増え、普段はモンチッチに触れてこなかった方にもモンチッチの可愛さが届くようになりました。アパレルなどのコラボ案件が増えたことで、そのコラボ先のファンの方にも知っていただく機会になりました。

また、2025年8月には松屋銀座で『モンチッチ展』を実施。約1.5万人の方にご来場いただけました。今後も全国巡回予定です」

「斬新さが受け、ヒットしました」

その人気は国内にとどまらず、国外にも広がっている。

「韓流アイドルの方や日本の有名なタレントさんがモンチッチを付けてSNSでの投稿をしてくださったことも大きいです。

また、2023年秋ごろからタイで爆発的なブームが起きました。当時はタイでのオフィシャルな流通がなかったため、(タイの方が)日本にいらっしゃってたくさん買っていかれるということが増えました。

タイでのブームは有名なインフルエンサーさんの投稿から広まったようです。現在までに30か国以上で販売されており、販売数は累計7000万体以上にのぼります」

国内外で人気が沸騰しているモンチッチ。その誕生は1974年にさかのぼる。

「もともとは人形メーカーでしたが、かねてよりぬいぐるみも作りたいと考えていました。現会長の関口がニュルンベルク(ドイツ)の玩具見本市で目にした柔らかいぬいぐるみに触発され、開発に着手。

顔部分を作るのが難しく、元来のセキグチのソフビのノウハウとあわせ、顔のみソフビで体がボアの人形が誕生しました。顔と手足がお人形の作りで、体がくたくたっとしたやわらかなぬいぐるみです」

しかし、当時では珍しいつくりだったためか、周囲からは思わぬ反応もあったという。

「当時のぬいぐるみはキチンと形が整えられた硬いものが多かったそうです。しかし、逆に『くたくた』感を全面に出し、クマ、サル、ヒツジなどの動物を『くたくたシリーズ』として発売したところ、斬新な感触が受け、ヒットしました。

くたくたシリーズの中でも特に人気のあった『くたくたモンキー』と『マドモアゼル ジェジェ』という抱き人形の指しゃぶりポーズ…両方の長所を合わせた新しいキャラクター『モンチッチ』が誕生しました。

『モンチッチ』は、フランス語の“モン”(“わたしの”という意味)と“プチ”(“小さくてかわいい”という意味)で、“わたしのかわいいもの”という言葉から名づけられました」

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