ランス・ストロールは、F1開幕戦オーストラリアGP以降のアストンマーティン・ホンダの進歩について、僅か8単語だけで評価した。
ストロールは、メディアに対する塩対応で有名なドライバーである。特に調子が悪い時は、その傾向が顕著になる。中国GPの土曜日は、まさにそんな日であった。
ストロールは、予選Q1のセッション中にトラブルに見舞われたキャデラックのセルジオ・ペレスを上回ったものの、21番手。最速だったシャルル・ルクレール(フェラーリ)に2.8秒もの差をつけられた。
1週間前のオーストラリアGPでストロールは、予選でパワーユニット(PU)のトラブルに見舞われ、アタックすることすらできなかった。それと比べれば改善と言えるかもしれないが、ストロールはそうは考えていないようだ。
中国GPの予選後、インタビュー会場に登場したストロールは、チームが先週から進歩したと思うか? という最初の質問に対し、簡潔に「いいや」とだけ答えた。
そして続く質問、上海ではメルボルンよりも多くの周回を走っているが、何か改善を感じたかという質問にも、同じ答えが返ってきた。
「いいや」
それ以上は説明する必要ないだろうと言わんばかりの態度であった。そしてレース中に、何か進歩を期待するかという質問に対してもこうだ。
「いいや」
ただそれに続く質問に対しては、もう少し口が”軽かった”。
何かポジティブな要素はあるかと尋ねられると、ストロールはこう語った。
「今のところ、特にないね」
メディアからは、それ以上質問はなかった。ストロールが語った単語は、英単語でわずか8つ。そのうち4つが”ノー”であった。
アストンマーティンの苦しいシーズンは続いている。中国GPの土曜日、スプリントでは3台がリタイアする中17位と18位でフィニッシュするのが精一杯だった。とはいえ、開幕戦の状況を考えれば、ノートラブルで19周を走破できたのは、前進と言うことができよう。
アロンソは、日曜日のレースの目標は、スプリントと同じように完走することだと語った。
「レースに完走することを目指すよ」
アロンソはそう語った。
「今年初めて、チェッカーフラッグを見られたら素晴らしい。今日は両方のマシンでチェッカーフラッグを受けることができたが、レース距離が短かったからね。明日はどちらかのマシンでチェッカーフラッグを受けることができるか、それを見てみることにしよう」
アロンソの方が、ストロールよりもかなり饒舌に語った。

