F1第2戦中国GPでも苦しんでいるウイリアムズ。ドライバーのアレクサンダー・アルボンは、それでも重量オーバーを言い訳にはできないと語る。
ウイリアムズの2026年シーズンのスタートは、かなり厳しいものにあっている。中国GPではカルロス・サインツJr.とアルボンのふたりは予選Q1でそれぞれ17番手、18番手と下位に沈み、Q1敗退。Q2進出ラインにはそれぞれ0.2秒、0.6秒届かなかった。
苦しむウイリアムズに対し、マシンが大きく重量オーバーしていることを指摘するのは簡単なことだ。なによりチーム側も開幕戦でそれを認めている。
しかし現在の大きなパフォーマンス不足はそれだけが原因ではないのは明らか。2025年の大半を2026年マシン開発に費やしたウイリアムズではあるが、大規模な空力アップグレードを投入するために設計を根本から見直さなければならないだろう。
「結局のところ、重量を言い訳にはできない。中団グループには、最低重量を上回っているマシンが他にもあるからだ」
アルボンはそう語った。
「僕たちほどではないのは確かだけど、彼らもまだオーバーウェイトだ。そして、僕たちが彼らに対して負っている差はそれだけではない」
重量オーバーやダウンフォース不足に加え、ウイリアムズは中国GPでは深刻なバランスの問題に苦しんだものの、解決策のほとんどをすでに試し尽くした状態だという。
「これまで試したことのない領域にまで踏み込んでいる。何をやってもマシンが改善しない」と、アルボンは言う。
「正直なところ、キャデラックの方がいくつかのコーナーでは僕たちより速いと思う。だから今は何が起きているのかを理解しようとしているところだ」
「現時点で一番大きな問題は、マシンが“三輪状態”になってしまうことだ。だからそこを直さないといけない。バランスの問題がたくさんあるし、ダウンフォース不足も目に見えている。つまり複数の問題が積み重なっているということだ」
■中国GPもまた厳しいレースに?
アルボンは決勝レースではピットレーンスタートになる可能性が高いと語った。チームとして、パルクフェルメ状態にあるマシンのセットアップ変更を行なって、より運転しやすいバランスを見つけることを検討しているためだ。
「今夜、他に何ができるか話し合うつもりだ。頭を抱えて考えることになるだろう。もし何か理論的な考えが見つかれば、またピットレーンスタートになるのを見てもらうことになると思う」
ウイリアムズは2025年シーズン、予想を大きく上回るパフォーマンスを見せ、コンストラクターズランキング9位から5位へと躍進した。しかし今シーズンは逆方向へ進んでしまっている。2025年中から今季向けの開発に集中した上、最高レベルとされるメルセデス製パワーユニットを使う恩恵がありながらの失速は、ウイリアムズのメンバーにとっては衝撃だろう。
しかしアルボンは、ウイリアムズに対する信頼を強調している。
「僕たち全員がフラストレーションを感じているのは確かだ。でもチームの皆が同じ方向を向いている」
アルボンはそう語る。
「今シーズンのスタートはつらいものになった。それでも僕はチームを信じている。昨年はすごく良い状態だったのが、また以前の位置に戻ったように感じるというだけだ」
「でも僕たちは以前にもこの状況を経験している。どうやって戻るかも分かっているし、今は以前より準備もできている。残念だけど、それは簡単なプロセスじゃない。だから中団グループのライバルよりも開発を進めて、そしてシーズンを良い形で終えられるように努力していくだけだ。ただ、現時点では明らかにかなり遅れている」

