3月15日、スーパーGT富士公式テストの初日が行なわれた。総合トップタイムをマークしたのは36号車au TOM'S GR Supraだった。
富士スピードウェイで行なわれる今回のテストは、開幕前最後の合同テスト。GT500各陣営はここで得たデータも踏まえ、今季以降の空力仕様を今月中に確定してホモロゲーション(認証)にかける必要がある。また富士はゴールデンウィークに行なわれる第2戦の舞台でもあり、そこに向けたマシンバランスの確認、タイヤ評価も重要項目と言えるだろう。
今朝はゲート前が渋滞するほど多くの観客を集めた富士テスト初日は、9時半から午前セッションがスタート。当初は太陽が顔を出していたが、やがて曇り空となり、岡山テスト同様の低温コンディションでの走行となった。
セッション序盤は、まずトヨタのGRスープラが上位に並び、ヨコハマタイヤユーザーの19号車WedsSport BANDOH GR Supraがトップにつけていた。その後セッション折り返しのタイミングでは、今季ヨコハマからブリヂストンにスイッチした24号車リアライズコーポレーション Zが1分28秒087でトップに立った。
スープラとZが上位を占める中、セッション終盤には100号車STANLEY HRC PRELUDE-GTが1分28秒279で4番手に上がってくるなど、岡山テストでは上位に顔を出していなかったホンダ勢も好タイムをマークした。結局は24号車リアライズの三宅淳詞が記録したタイムが午前の最速であり、14号車ENEOS X PRIME GR Supra、19号車WedsSport BANDOH GR Supra、100号車STANLEYと続いた。
GT300クラスは、岡山テストで新シャシーをシェイクダウンした4号車グッドスマイル 初音ミク AMGがトップタイム。60号車Syntium LMcorsa LC500 GT、30号車apr GR86 GTが続いた。
3月中旬とは思えぬ肌寒いコンディションの中、14時からは午後セッションが行なわれた。まずはスタートのリハーサルが行なわれてからそのままテストセッションが開始されたが、その間にGT300クラスの360号車RUNUP × SOL GT-Rはクラッシュがあったかマシンにダメージを負っており、以降は走行することができなかった。
午後は多くのマシンがショートランを早々に切り上げ、ロングランに取り掛かった。その中でも、23号車MOTUL Niterra Zが20周以上のスティントをこなし、1分31秒前後の安定したラップで周回を重ねていたのが印象的だった。また絶対王者の36号車au TOM'S GR Supraは10周強とやや短めのロングランにとどめていたが、そのアベレージラップは1分30秒前後と抜きん出ていた。
最後は各クラス10分間の専有走行が設けられた。この時点でのトップは64号車Modulo HRC PRELUDE-GTだったが、100号車STANLEY HRC PRELUDE-GTの牧野任祐が1分28秒054でトップタイム更新。ついにプレリュードのワンツーでセッション終了……とはならず、ライバル勢がタイムを更新していった。
一発のタイムでも、やはりau TOM'Sは圧倒的。坪井翔が1分27秒500という他を引き離すタイムでトップに立ち、これがこの日の最速タイムとなった。
そんなau TOM'Sに食らいついたのが39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraのサッシャ・フェネストラズで、1分27秒697までタイムを縮めたが2番手止まり。64号車Moduloのイゴール・オオムラ・フラガも1分27秒762にタイムを縮め、ホンダ最上位の3番手につけた。日産最上位は23号車MOTUL Niterra Zの7番手だった。
岡山テストと異なり、赤旗の出ない比較的落ち着いた1日となった富士テスト初日。16日(月)は、9時半から2時間半、14時から2時間の走行が行なわれる。

