現地3月15日、中国・重慶で開催されている卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2026」は最終日を迎え、女子シングルス決勝が行なわれた。日本の張本美和(世界ランキング8位)は大藤沙月(同13位)との準決勝を4―1で制すと、決勝でも中国の蒯曼(同5位)に4-3で競り勝ち、嬉しいWTTチャンピオンズ初優勝。3度目の決勝進出にして初めて戴冠を果たし、17歳8か月での優勝は同大会の史上最年少記録となった。
熱烈なアウェーの雰囲気のなか、中国の次代エースの呼び声が高い蒯曼を下しての初制覇。中国メディア『捜狐体育』は「中国女子代表は残念ながらタイトルを守れず、張本美和が7ゲームの激闘の末、蒯曼を4-3で破り優勝を飾った」と報じ、「試合後、張本は胸の中の喜びを抑えながら、まず審判や蒯曼、馬琳(代表監督)と礼儀正しく握手。その後ようやく満面の笑みを見せ、両腕を広げて父のもとへ駆け寄って抱きついた。父の張本宇も、決勝での娘のプレーにとても満足した様子だった」と続ける。
そのうえで同メディアは「張本はまだ17歳だが、すでに中国女子卓球にとって巨大なライバルのひとりに成長している。現在の中国女子代表の中で、張本にまだ負けていないのは王曼昱だけだ。世界ランキング1位の孫穎莎ですら一度敗れている」と評しつつ、「今の中国女子の若手世代では、張本に対抗できる選手は多くない。もし将来、孫穎莎、王曼昱、王芸迪、陳幸同らが徐々に第一線から退けば、女子シングルスの舞台で彼女の競争力はさらに高まる可能性がある」と警戒を強める。
そして『捜狐体育』は「彼女はまだ若く、成長の余地も大きい。かつ、重要な大会での安定感も徐々に高まってきた。現在、日本女子卓球のエースとして、その成績はすでに早田ひなを明確に上回っている」と記し、「今回のチャンピオンズ重慶での1000ポイント獲得により、張本の世界ランキングは来週トップ5に復帰する見込みだ」と伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
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