2026年のF1第2戦中国GPでは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが勝利。F1で初勝利を収めた彼の父親は、チームを率いるトト・ウルフ代表に感謝の言葉を伝えた。
予選でポールポジションを獲得したアントネッリは、決勝レースでフェラーリ勢との激しいバトルを繰り広げつつ、レースリーダーの座を確保。終盤は広げたリードを守りきって、F1史上2番目に若いウイナーとなった。
レース後、アントネッリは涙をこらえていた様子だった。父マルコも感無量という様子が捉えられていたが、その後スカイスポーツに対し息子をドライバーとして取り立ててくれたウルフ代表に、「すべてはトトがやってくれたことだ」と感謝を語った。
なおその言葉に対し、ウルフ代表はアントネッリ家の絆があってこそと返した。
「いやいや。これは一緒に成し遂げたことだ」とウルフ代表は言う。
「キミがドライバーとして、そして人としてこうなったのは家族のおかげだ。母親のヴェロニカ、そしてマルコ。とても強い家族の絆がある」
「カート時代から長時間の車でのサーキットへの遠征をしてくれた。本当におめでとう」
そして父マルコは、さらにこう付け加えた。
「私たちは息子のために最善を尽くそうとしてきた。でもメルセデスは本当に大きな仕事をしてくれた。私に言える言葉は、“ありがとう”だけだ」
「実は2年前、モンツァとミラノにいたとき息子のことを話したんだ。『キミがF2にいたとき、シートに座る準備ができていると思うか?』とね」
「すると(トトは)『準備はできていると思う』と言った。だから私は『それならやろう』と言ったんだ」
「結局のところ、トトのおかげだ」
初優勝という結果を達成したアントネッリだが、父マルコは今シーズンのタイトル争いへの期待については、経験が不足していると現実的な考えを示している。
「正直なところ分からない。キミはまだ若いし、今の段階では完璧ではないと思う。もちろん良いドライバーだ。でも経験はとても重要だ」
「そしてジョージはとても素晴らしいドライバーで、経験も豊富だ。彼に勝つのは簡単ではないだろう」

