フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、F1中国GPでチームのふたりのドライバーが競い合っているのを、信頼して見ていたと語った。
中国GPでフェラーリ勢は、終始激しいチームメイト同士のバトルを演じた。メルセデス勢には太刀打ちできなかったものの、このレースのハイライトのひとつだと言ってもいいだろう。
最終的にこのバトルを制したのはルイス・ハミルトン。チームメイトのシャルル・ルクレールに3.6秒の差をつけて3位でチェッカーを受けた。これはハミルトンにとって、フェラーリ加入後初めて表彰台となった。
「本当に楽しかった。チームに聞いても同じ答えが返ってくるかは分からないけどね。僕としては本当に楽しかったよ」
そうルクレールは語った。確かにヒヤリとする場面もあり、チームにとっては直視できない部分もあったかもしれない。
「正直に言って、時々ちょっとヒヤリとした」
バスール代表は、スカイ・ドイツにそう語った。
「でもふたりは状況をコントロールしていた。それは信頼していたんだ。それでも何かが起きる可能性はあると思った」
「一方で、チームとして順位を固定するのは、とても難しいことだ。彼らはプロフェッショナルだしね。本当に楽しかったよ」
ルクレールも、心底ハミルトンとのバトルを楽しんだようだ。
「正直言って、このクルマはレースでは本当に楽しいよ。本当に素晴らしいレースだった」
「非常にフェアだった。激しいながらもフェアな戦いだったと思う。それが良かった。コクピットの中でも、戦術がとても面白かった」
「最終コーナーで誰がオーバーテイクを狙うのかという戦いがあったのは明らかで、お互い早くにブレーキングして、エネルギーの使い方やマネジメントをするのが重要だった。だから、楽しいレースだった」
ルクレールは、ハミルトンに敗れたことを、正々堂々と認めた。
「結局のところルイスの方が強かったし、彼が表彰台に登れたことを嬉しく思うよ」
「もちろん、自分が表彰台を逃したことについてはガッカリしている。でも全力は尽くした。結局今週末は、ルイスの方が強かったということだ」

