全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。
埼玉の名店の味を自宅で楽しめるチルド麺をラインナップするアイランド食品の「銘店伝説」シリーズ。今回はこちらの新商品「中華そば専門 とんちぼ つけめん」をご紹介する。
「中華そば専門 とんちぼ」は埼玉県日高市にある人気店。店主・丸岡匡太郎さんは「千代作」「多賀野」と名店で修業を重ね、2008年に独立。現在は西武池袋線・高麗駅から徒歩15分、埼玉県日高市にある彼岸花の名所“巾着田”のほとりに店を構えている。煮干しを前面に押し出した醤油スープが評判で、遠方からもファンが訪れる行列店として知られている。特に特徴的なのが「追い煮干し」と呼ばれる製法で、提供直前に煮干しをスープに加えてひと煮立ちさせることで、煮干しの香りと旨味をさらに引き出す。これにより、鼻に抜ける香りと力強い旨味を両立させた独特の一杯を生み出している。
そんな人気店の味を家庭用チルド麺として再現したのが、今回の「中華そば専門 とんちぼ つけめん」だ。作り方はシンプルで、まず麺をたっぷりの湯で6分ほど茹でる。しっかりと時間をかけて茹で上げることで、極太のちぢれ麺がふっくらと仕上がる。その後、流水で締めれば準備完了だ。
一方のスープは、袋の中身を鍋にあけて100ccの水を加え、軽くひと煮立ちさせるだけ。調理工程は非常にシンプルだが、出来上がったスープは驚くほど力強い。動物系のコクを土台にしながら、魚介の旨味が折り重なる濃厚な仕上がりで、とりわけ煮干しの存在感が際立っている。ひと口すすれば、ガツンとした煮干しの風味が口いっぱいに広がる。これはまさに、「とんちぼ」の代名詞とも言える「追い煮干し」のニュアンスを意識した味づくりだ。
麺は見た目からして迫力があり、噛めばむっちりとした弾力としっかりしたコシ。小麦の存在感が強く、濃厚なつけダレをしっかり持ち上げてくれる食べ応えのある麺だ。濃いスープと太い麺というつけ麺の王道構成だが、非常にバランスが良い。自宅でこのレベルの煮干し感が楽しめるのは、ラーメン好きにはかなり嬉しいポイントだろう。
個人的にオススメしたいのは、トッピングにたっぷりのネギを加えること。刻みネギを山盛りにすると、濃厚なスープの中に清涼感が生まれ、締まった味わいになる。
自宅で気軽にパンチある煮干しつけ麺を楽しめる一品。ぜひお試しあれ!
(執筆者: 井手隊長)
