最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
2026年新F1、楽しんでるのは「レースを理解してないファン」? フェルスタッペン、新ルールへの批判続く

2026年新F1、楽しんでるのは「レースを理解してないファン」? フェルスタッペン、新ルールへの批判続く

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2026年のF1新ルールを再び批判。新ルールを楽しんでいる人は「レースを理解していない」とも言い放った。

 4度の世界王者であるフェルスタッペンは、シャシーとパワーユニットの両方を変更したF1の新ルールに、最も批判的なドライバーのひとりだ。彼はエネルギーマネジメントが重要となった新世代に対し「アンチレース的」「ステロイドを投与したフォーミュラE」といった発言で批判してきた。

 ただシーズン開幕2戦を終えた段階で、ファンからは新ルールを評価する声もある。エネルギーを効率的に回生するためのドライビングが、結果的に開幕2戦で見られている動きの激しい(“ヨーヨー”のような)レース展開を生み出していることが、その理由だ。実際、開幕戦では2025年よりもオーバーテイクが75回も増加した。

 だがそれでもフェルスタッペンは、この状況を評価していない。むしろオーバーテイクボタンなどの多くのドライバー補助機能によって“人工的なレース”が生まれているという考えを強めている。そして、新ルールを楽しんでいる人は「レースを理解していない」とも言い放った。

「ひどいものだ。もしこれを好きだという人がいるなら、その人はレースが何なのか本当に分かっていない」

 フェルスタッペンはそう語る。

「まったく楽しくない。これはマリオカートをやっているようなものだ。これはレースじゃない」

「ブーストで抜いたと思ったら、次のストレートではバッテリーがなくなって、今度は相手がブーストで抜き返す。僕にとっては冗談みたいなモノだ」

 さらにフェルスタッペンは、このルールによって本当に接戦が増えたわけではないと指摘した。今季はメルセデスが開幕2戦を連勝しており、オーストラリアGPではジョージ・ラッセル、中国GPではアンドレア・キミ・アントネッリが優勝している。

「結局勝っているのはキミかジョージだけだ」

「本当に抜きつ抜かれつの展開ではないよ。彼らは大きく先を行っている」

「フェラーリは時々スタートが良くて前に出るけど、数周で状況が整理されるだけだ。さっき言った通り、これはレースとは関係がない。たとえ僕が勝っていたとしても、こう言うはずだ。僕はレースそのものを大事に思っているんだ」

「今の自分の順位に腹を立てているわけではない。むしろ今は以前より多く戦っているし、何をしなければならないかをより理解できるようになっている。でも僕にとっては冗談みたいなんだ」

 フェルスタッペンはさらに、新ルールには「根本的に欠陥がある」とも主張しており、改善は難しいと考えている。それでも最近は、F1とFIAに対し、できるだけ早く変更を加えるよう求めている。

 F1側とルール改訂について話しているのかと問われると、フェルスタッペンは次のように答えた。

「こういうことを話す時は少し気をつけないといけない。話し合いはしている。ドライバーとしての僕たちの考えは理解してくれていると思う」

「僕は多くのドライバーの意見を代弁していると思う。もちろん、勝っているドライバーは素晴らしいと言うだろう。それは当然だ。アドバンテージがあるなら、なぜそれを手放す必要がある?」

「次も良いマシンを手にできるかは分からないからね。でもほとんどのドライバーと話せば、これは僕たちが望んでいるものではないと分かる。本当のF1ファンが望んでいるものでもないと思う」

 フェルスタッペンは、近年Netflixの人気ドキュメンタリーシリーズ「Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)」の成功によってF1の人気が急上昇し、ファン層が大きく変化したとも指摘した。彼が2015年にF1にデビューした頃とは状況が大きく異なるという。

 そこで、F1が現在レースを「商品」として捉え、ファンが見ている限り、内容を理解しているかどうかは重要ではないと考えているのではないかと質問された。

 これに対し、フェルスタッペンは次のように答えた。

「もし彼らがそんなふうに考えているなら、最終的にはこのスポーツを壊してしまうことになると思う。いつか自分たちに跳ね返ってくる。僕としては、彼らとコミュニケーションを取り続けて、解決策を模索していければ、それで十分だ」

「もちろん全員が同意するのは難しい。全員が同意する必要はないけど、多くの人が賛成しないと変更はできない」

「だけどこれは政治なんだ。今アドバンテージを持っている人たちは、それを使いたいと思うし、それは当然だ。僕もそれは理解している。僕はバカじゃない。でもスポーツ全体のことを考えるなら、これは良いことではないだろう」

 こうした発言の背景には、フェルスタッペンにとってフラストレーションの多いシーズン序盤となっていることも一因にありそうだ。フェルスタッペンは中国GPではマシントラブルからリタイアし、開幕戦オーストラリアGPの6位と合わせて、現在ランキング8番手・8ポイント獲得にとどまっている。

あなたにおすすめ