F1中国GPはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがキャリア初勝利を達成。チーム代表のトト・ウルフは、表彰台の光景に言葉もなかったという。
中国GP予選ではアントネッリが史上最年少でのポールポジションを獲得。決勝は序盤にチームメイトのジョージ・ラッセルやフェラーリのシャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトンといったライバルとバトルを繰り広げたが、先頭を死守。最後までこのポジションを守りきって、F1キャリア初勝利となった。
アントネッリはこの勝利でF1史上2番目に若いウイナーとなった。ウルフ代表は、彼が2位のラッセル、そして3位のハミルトン、そしてメルセデス時代のハミルトンの担当エンジニアでもあったピーター・ボニントン(通称ボノ)が共に表彰台に上がる光景に圧倒されたと語る。
「あの表彰台は、おそらくこれまでの人生で最高の瞬間のひとつだった」
ウルフ代表はスカイスポーツF1にそう語った。
「3人が並んでいて、その真ん中にボノがいた。彼はずっとルイスと一緒にやってきた人物だ。そして今はキミを担当し、今日のキミを作り上げている」
「正直なところ、私はあまり圧倒されることはないが、あれは本当に特別な瞬間だった」
2019年からメルセデスのジュニアプログラムに所属してきたアントネッリだが、今回の勝利はウルフ代表としては思ったよりも早い結果だったという。
「むしろ、私が思っていたより早かったかもしれない」
「今年は難しいシーズンになるだろうと言っていた。浮き沈みやミスもあるだろうとね。だが、2戦目でいきなりトップをコントロールして勝ってしまった」
「今日は本当に素晴らしいドライブだった」
「だから、彼は私が思っていた成長曲線を少し上回っていたのかもしれない」
なおウルフ代表は、アントネッリについて初ポールポジションからプレッシャーがかかる状況の中でも、それに上手く対処していたと語っている。
「レース前は実際かなり落ち着いていて、楽しそうにしていた」
「そしてグリッドに並ぶと、彼らの目は違う。チャンピオンの特徴のひとつはあの“目”にあると思う……」

