オリバー・ベアマン(ハース)はF1中国GPの1周目にアイザック・ハジャー(レッドブル)との間で発生した恐ろしい瞬間を回避できたのは、幸運だったと語った。
ベアマンとハジャーは1周目に6番手争いをしていたが、バックストレートに向かう際、危ない瞬間があった。ハジャーが高速のターン13で唐突にコントロールを失ったのだ。
ベアマンはそのハジャーのことを間一髪で回避……しかしランオフエリアの奥まで進まざるをえなかった。
「本当に一瞬の出来事だった。マシンが突然スナップしてしまった」と、ハジャーは語る。
「何か操作をする時間すらなかった。ただスピンして、それで終わりだった」
そして間一髪回避できたベアマンは、クラッシュを避けられたのは幸運だったと語った。
「正直に言って、あれを避けられたのは本当に運が良かった」
ベアマンはそう振り返る。
「つまり、今こうしてここに立っていられるのは幸運だったと思う。正直、あれはとてつもないクラッシュになっていた可能性がある」
「今日は風の影響もあって、あのコーナーはレースを通して本当に難しかった。マシンバランスがずっと不安定だったんだ。僕だけじゃなくて、みんなそうだったと願うよ。僕にとっては本当に難しかったからね」
「アイザックも僕もハードにプッシュしていた。正直、そのコーナーはもう抜けたと思った瞬間に、次の瞬間には彼のマシンが横を向いていた。そして僕は0.1秒くらいの中で避けようとした。左に行って、コース外に出て避けるしかなかった。それでまた最後尾に戻ってしまったんだ」
「今年の僕のレースは、オーストラリアと中国の両方で、1周目の後にはほとんど最後尾になっている。でもそこから追い上げていったし、その後のレースは本当に素晴らしかった」
なおベアマンの説明はやや誇張されている。実際には1周目終了時点で12位であり、後方には6名がいた。その後9周をかけてカルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)をオーバーテイクし、ベアマンはトップ10に復帰した。
さらにセーフティカー出動後、ベアマンは「40周の予選ラップ」のような走りで次々とライバルを抜いていった。そして最終的に5位という見事な結果を手にした。
「そうだね、コース上でいくつかオーバーテイクを決めた。あの時はレッドブルより速かったし、アウディよりも速かった。それは強みだったし、マシンのフィーリングも素晴らしかった」
「それからセーフティカーのタイミングも本当に良かった。1周目の不運は、セーフティカーのタイミングである程度相殺されたと思う。結局、すべてが終わった後にはスタートしたときの位置にほぼ戻っていた。つまりピエール(ガスリー/アルピーヌ)のすぐ後ろだったんだ。1周目の混乱の前、ちょうどその位置にいたからね。素晴らしいことだ」
「その後のペースは本当に強力だった。トラフィックをクリアできたし、正直なところ40周の予選ラップをやっているような感じだった。そこは楽しかったよ」

