バム・アデバヨの歴史的パフォーマンスに、感動の裏話があったようだ。
現地時間3月10日(日本時間11日、日付は以下同)、マイアミ・ヒートは本拠地カセヤ・センターでのワシントン・ウィザーズ戦に150-129で勝利。この試合で、ヒートのアデバヨはNBA歴代2位となる1試合83得点の大立ち回りを披露した。
アデバヨの母マリリン・ブラントが明かしたところによると、この日は彼の祖母の誕生日だったという。そのため、マリリンは試合に向かう前のアデバヨに対し、ジョーク交じりにこう話していたと『Miami Herald』が報じている。
「バム、いい?おばあちゃんと叔母さんの誕生日は10日の火曜日よ。点を取って勝たなきゃダメ。さもないと、彼女(祖母)が戻ってきて、あなたを呪い続けるからね」
冗談めかして“忠告”したマリリン。確かに発破はかけたが、まさか息子が83得点を叩き出すとは、夢にも思わなかっただろう。
さらに試合後、マリリンは電話を掛けてきた兄から衝撃的な事実を知ることになる。
「兄は、母が5年前に83歳で亡くなったと言っていたの」
つまりアデバヨは、この試合前まで歴代2位の記録だったコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の81得点を超えるためではなく、83歳で亡くなった祖母に捧げる意味も込めて、83得点を目指していたのかもしれない。
かつてクリス・ポール(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)は高校時代、61歳で亡くなった祖父へのリスペクトを示すために試合で61得点をマークしたことがある。だが、それをNBAでやってのけるとは、あっぱれとしか言うほかないだろう。
「私は彼に『バム、天国にいるママが大喜びで飛び跳ねていたに違いないわ』って言ったの。あれは天からの祝福だったわ」
マリリンの言葉通り、アデバヨの超絶パフォーマンスを天国から見た祖母が、大喜びしていたのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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