世界の一流プロのスイングはお手本中のお手本。「これぞ理想!」という形や動きを星野豪史がポジション別にセレクト&解説。マネるだけでなく、見ているだけでもイメージがよくなりうまくなれる連続写真をご覧ください!
フォローまで顔を下に向ける

ローリー・マキロイ
●1989年生まれ、北アイルランド出身。175cm、73kg。19-20年シーズンはWGC HSBCチャンピオンズで優勝。その他の試合でも、ベスト3に何度も入る好成績を残している。世界ランキング1位。通算成績は、メジャー4勝を含む、ツアー18勝。
マキロイもケプカも鍛えられたスーパーボディが話題になりますが、筋肉ではなく頭の位置に注目してください。ケプカは頭が上下や左右にほとんど動きません。頭が動かないことでスイングに軸ができるから、最大限のスピードでクラブを振れるのです。
マキロイは少し頭を傾けるのが特徴的ですが、ダウンスイングからフォローまでは顔を下に向けたままビハインド・ザ・ボールの姿勢をキープしています。もうひとつこの2人に共通しているのは、腕と体の動きがシンクロしていることです。
マキロイが小さい体でもトップクラスの飛距離を出せるのは、他の選手よりボディターンのスピードが約30%速いからといわれています。その驚異的なボディターンのスピードと腕のスピードが一致している。だからヘッドスピードが50m/秒を超えても曲がらないのです。2人の頭の位置と、腕と体のシンクロをイメージして振ってみましょう。

ブルックス・ケプカ
●1990年生まれ、アメリカ出身。185cm、82kg。18-19年シーズンは全米プロゴルフ選手権、WGCフェデックスセントジュード招待などで3勝を挙げた。メジャー大会に強いことで有名。世界ランキング3位。メジャー4勝を含むツアー7勝。
両腕は真下ではなく斜め下に出している

ザンダー・シャウフェレ
●1993年生まれ、アメリカ出身。178cm、75kg。19-20年シーズンはWGC HSBCチャンピオンズで2位、セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズで2位タイ。パーオン率が高い(72.2%)ショットメーカー。世界ランキング12位。ツアー4勝。
昔から「インパクトはアドレスの再現」が理想といわれていますが、多くの選手のインパクトはアドレスよりもかなりハンドアップの状態になっています。しかし、ゴルフの科学者と称さるデシャンボーやシャウフェレのような若い世代のトップ選手は、アドレスの姿勢に近い形でインパクトしています。
その理由は、最初からハンドアップで構えているから。デシャンボーは斬新なアイデアをもった選手ですが、理にかなったスイング論を取り入れることでも有名。アドレスで腕は真下ではなく、斜め下に出して極端なハンドアップにしています。
両腕とシャフトのラインは45度に近い角度で、そのラインを目安にしてオンプレーン軌道を作っている。このアドレスは再現性の高いスイング軌道を作るヒントになりますね。

ブライソン・デシャンボー
●1993年生まれ、アメリカ出身。185cm、84kg。19-20年シーズンはWGCメキシコ選手権で2位、アーノルドパーマー招待で4位に入った。飛距離アップに成功し、ドライビングディスタンスは321.3ヤードで堂々の1位。ツアー5勝。


