右ヒザが動くとスエーにつながる

松山英樹
●1992年生まれ、愛媛県出身。181cm、90kg。19-20年シーズンはZOZOチャンピオンシップで2位に入り話題となった。その後、ジェネシス招待で5位タイ、WGCメキシコ選手権では6位タイ。賞金ランキング7位。ツアー5勝。
松山英樹がPGAツアーで長く活躍を続けることができる秘密は、力強さと美しさを融合したスイングのショットメーカーであるためだと思います。そのポイントになっているのが右ヒザです。バックスイングでは右ヒザがほとんど動きません。ヒザを動かさずに上半身を最大限に捻転させている。
下半身は安定しているから力強い。上半身は柔らかく動くから美しく振れるのです。アマチュアは、バックスイングで右ヒザが右側に動いてスエーになってしまう人が多いので注意してください。欧州を代表するショットメーカーのフリートウッドも右ヒザ、右足のキープができている選手。
フリートウッドも松山も、トップで右に動くのではなく、お尻の右側を椅子に座らせる感覚だと思います。この感覚をマスターできれば、右に流れてスエーすることは絶対にありません。

トミー・フリートウッド
●1991年生まれ、イングランド出身。178cm、76kg。19-20年シーズンは欧州ツアーのネットバンクゴルフチャレンジで優勝。アブダビHSBCゴルフ選手権2位。米ツアーでもホンダクラシックで3位に入った。米ツアー賞金ランキング2位。
フックグリップ派はダスティンを参考に

アダム・スコット●1980年生まれ、オーストラリア出身。185cm、75kg。19-20年シーズンは欧州ツアーのオーストラリアPGA選手権、米ツアーのジェネシス招待で優勝。世界ランキング6位。ツアー通算14勝だが、欧州ツアーなどを含めると通算31勝。
PGAツアーにもいろいろなスイングの選手がいますが、もっとも多くのアマチュアの参考になるのがアダム・スコットです。アドレスからフィニッシュまでのすべてが参考になりますが、マネしてほしいのはトップですね。トップで左手の甲とフェース面の角度がどちらも約45度になっています。さらに、しっかり右ヒジが地面を向いています。この形はまさに教科書どおりです。

トップで右腕をほぼ直角に曲げると、右ヒジが真下を向く。下半身の動きを最小限に抑えているのも、トップが美しく見える要因

ダスティン・ジョンソン●1984年生まれ、アメリカ出身。193cm、86kg。19-20年シーズンはセントリートーナメント・オブ・チャンピオンズで7位タイ、ジェネシス招待で10位に入った。欧州ツアーのサウジインターナショナルでは2位。世界ランキング5位。ツアー20勝。
一方で、スイングタイプはまったく違いますが、ダスティン・ジョンソンのトップも参考になります。これはフックグリップで握って、フェースローテーションが少ないスイングの人がマネしてほしい形。独特な手首の角度ですが、シャットフェースになっているので、手首の角度とフェース面の向きが揃っています。さらに、右ヒジはきちんと下を向いている。自分のグリップを踏まえて、理想のトップを2人から学んでください。

左手が強烈なフックグリップになっているダスティンは、フェース面が真上を向くシャットフェースのトップになっている

