現地時間3月14日(日本時間15日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでデンバー・ナゲッツと対戦し、オーバータイムの末に127-125で勝利した。
まさに劇的な勝利だった。3点ビハインドで迎えた第4クォーター残り5秒、フリースローラインに立ったオースティン・リーブスは、1本目を決めた後、2本目を意図的に外し自らリバウンドを奪取。そのままフローターを決め切り、土壇場で延長に持ち込む。
オーバータイムも残り15秒でニコラ・ヨキッチに同点レイアップを決められ、スコアは125-125。このまま2度目の延長突入かと思われたが、迎えた残り0.5秒でルカ・ドンチッチが決勝ジャンパーを沈め、手に汗握る大激戦を制した。
レイカーズはリーブスがゲームハイの32得点を叩き出したほか、ドンチッチが30得点、11リバウンド、13アシストのトリプルダブル、マーカス・スマートが21得点、レブロン・ジェームズが17得点をマーク。
これまでプレーオフを含め何度も苦杯を喫してきた天敵を相手に会心の勝利を飾ったことで、シーズン終盤に向けて士気も大いに高まったことだろう。
だが、この結果に満足していない男がいた。1996~2004年までレイカーズに在籍し、2000~02年にチームを3連覇に導き3年連続でファイナルMVPに輝いた、レジェンドOBのシャキール・オニールだ。
シャックは『ESPN』の番組『Inside the NBA』で、レイカーズの戦い方に苦言を呈した。
「優勝を目指すなら、それにふさわしい習慣を身につけなければならない。それはつまり、大差でリードしている時、『おい、16点差だ。第3クォーターで勝負を決めて、第4クォーターは休めるようにしよう』という考え方だ。それが優勝するにふさわしい習慣なんだ」
この日、レイカーズは劇的な勝利を飾ったが、第2クォーター中盤には最大17点のリードを奪っていた。それはつまり、その大量リードを溶かしてしまったということ。シャックはそんな薄氷の勝利ではリーグ制覇はできないと警鐘を鳴らした。
「もしそれ(リーブスが巧みにフリースローを外し同点に追いついたプレー)に頼らなければならないなら、勝てないし、コンテンダーにもなれない。私は、そんな試合内容では満足しないようなコーチの下でばかりプレーしていたからな。
確かに試合には勝った。だが、序盤で15点リードしている時こそ、そこで相手を仕留めなければならない。特にホームならな。ホームで15点リードしているなら、15点差で勝たなきゃいけない。相手に巻き返させてはならないのさ」
レイカーズのこの日の結果を、“僅差のゲームを制した劇勝”と見るか、“大量リードを溶かしながらの辛勝”と見るかは、意見が分かれそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!

