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賛否両論のF1新ルール、クルサードの持論は「最高のドライバーは、どんなツールでも使いこなす」

賛否両論のF1新ルール、クルサードの持論は「最高のドライバーは、どんなツールでも使いこなす」

賛否両論あるF1の2026年新レギュレーション。元F1ドライバーのデビッド・クルサードはもう少し時間を与える必要があると語った。

 新レギュレーションはより電気エネルギーを重視したモノとなったが、これまでのところ、ドライバーやファンの反応は賛否が分かれている。

 一部では“人工的”なオーバーテイクや、充電のためのスーパークリッピング、そしてドライバーが行なわなければならないエネルギー管理の多さを批判する声が挙がっている。

 しかしその一方で開幕戦オーストラリアGPや中国GPのスプリントでは序盤のエキサイティングなバトルを楽しんだ人も多かった。なお開幕戦では120回のオーバーテイクが記録され、2025年の45回と比べて大きく増加している。

 元F1ドライバーのクルサードはポッドキャスト『Up To Speed』に出演すると、開幕戦後にあるF1ファンとした会話を引き合いに出しつつ、新ルールへの判断にはもう少し時間を与えるべきだと語った。

「オーストラリアを出国するとき、パスポートの列で私より年上の男性と一緒になったんだ。彼は『もうF1はいい。自分は年に6戦グランプリに行くし、フェラーリのクルマは全部持っている。さらにRB17(レッドブルの高額ハイパーカー)も持っている』と言っていた」



「つまりかなりのハイエンド顧客だ。その彼が『私はマネージャーを見たいんじゃない、レーサーを見たいんだ』と言うんだ。だから僕は『分かるよ。でも少し時間を与えよう』と答えた」

 さらにクルサードはこう続けた。

「自分としては一歩引いて見れば、オーストラリアGPの最初の数周は本当に楽しめた。彼らは抜いて、また抜き返していた。ドライバーたちは、自分たちが持っているツールをどう使うかを探っていたんだ」

「そして、それはこれまでも常にそうだっただろう?」

「コスワースがDFVエンジンを出して来た時も、F1のルールは書き換わった。あのエンジンを手にしていないチームにはチャンスがない、というようなね。だから少し時間を与える必要があると思う」

「最高のドライバーは、どんなツールでも使いこなすものだ。それにいくつか面白い戦術も出てきていると思う」

「メルセデスは、おそらくカスタマーチームに情報をかなり遅れて提供したんだろう。なぜかって、彼らはマクラーレンや他のカスタマーチームを勝たせるビジネスをしているわけではないからだ」

「そして、みんな知っているようにF1では状況はすぐに変わる。だから6ヵ月後にもう一度この話をしよう」

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