最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
【3・19開幕】東洋大姫路vs花咲徳栄“23年ぶり再戦” 大谷・ダル…春の甲子園を焦がした勝負録【選抜高校野球名勝負・前編】

【3・19開幕】東洋大姫路vs花咲徳栄“23年ぶり再戦” 大谷・ダル…春の甲子園を焦がした勝負録【選抜高校野球名勝負・前編】

画像はAIで生成したイメージ

【選抜高校野球名勝負・前編】
3月19日に甲子園で開幕する第98回選抜高校野球。今大会で早くも大きな注目を集めているのが、開幕から3日目となる21日の第1試合で組まれた東洋大姫路(兵庫)対花咲徳栄(埼玉)である。

このカードが発表された瞬間、全国の高校野球ファンの記憶は一気に2003年へと巻き戻された。

延長15回の激闘は決着がつかず、翌日の再試合も延長戦にもつれ込んだ末のサヨナラ決着。合計25イニングの死闘を演じた両校が、23年ぶりに再び甲子園で相まみえる。

甲子園は、時に残酷なほどのドラマを仕掛けてくる。だからこそ、この“23年ぶりの再戦”は、過去の名勝負を思い起こさせる。今年の選抜をより楽しむためにも、ここからは甲子園の歴史に刻まれた数々の死闘を振り返っていきたい。(2回中の1回)

■第75回大会(2003年) 25イニングの執念「東洋大姫路vs花咲徳栄」

2003年春の準々決勝。花咲徳栄の剛腕・福本真史と、東洋大姫路の左腕グエン・トラン・フォク・アンが投げ合った延長15回2-2の激闘は、翌日の再試合へと続いた。

初日の試合では、アンが191球、福本が220球を投げている。今の基準から見れば、どちらも信じがたい球数だが、当時は「エースが最後まで投げ抜く」ことが当たり前とされていた時代だった。マウンドに立ち続ける二人の姿には、投球数という数字だけでは測れない執念が宿っていた。

翌日の再試合では、両エースは先発を回避し、控え投手がマウンドに上がった。それでも試合は延長10回までもつれ込み、東洋大姫路が6-5でサヨナラ勝ち。合計25イニングという数字は、そのまま両校の意地と意地がぶつかり合った証拠である。3月21日の第1試合、両校のユニフォームが再び並ぶとき、あの25イニングの熱が確実に蘇る。

【関連】甲子園途中辞退の広陵高校“秋季大会1回戦敗退”でセンバツ絶望的
 

■第76回大会(2004年) ダルビッシュが涙した「魔の9回」

2004年春のセンバツ準々決勝、東北(宮城)vs済美(愛媛)。東北は優勝候補筆頭と目されていた。チームの絶対的エースは、のちに世界的投手となるダルビッシュ有。ただ、この試合で先発マウンドに立ったのは右腕・真壁賢守で、右肩を痛めていたダルビッシュは外野の守備に就いていた。

9回表を終えてスコアは6対2。東北が4点をリードしていた。スコアボードだけを見れば、東北の勝利は揺るがないように思えた。

しかし、甲子園の“魔物”はそこから牙を剥く。9回裏、済美の猛攻で点差はじわじわと詰まり、二死一、二塁の場面で打席に立ったのが「愛媛の怪物」高橋勇丞だった。真壁が投じたボールを高橋が完璧に捉えた打球は、左翼を守るダルビッシュの遥か頭上を越え、スタンドへと消えていく逆転サヨナラ3ランとなった。

マウンド上で打たれたのはダルビッシュではない。それでも、レフトを守っていたダルビッシュは、その打球をただ見送るしかなかった。

試合後、帽子を深くかぶり直し、涙をこらえるようにうつむいたダルビッシュの姿は、「怪物」と呼ばれた男が初めて甲子園の厳しさに膝を折った瞬間として、今も多くのファンの記憶に刻まれている。

配信元: 週刊実話WEB

あなたにおすすめ