MotoGPに参戦するVR46は、2027年のライダーラインアップに関して、ベテランと若手のコンビとすることを希望しているという。
今シーズンはライダー大多数の契約が節目を迎えるタイミングであり、さらに2027年シーズンは新レギュレーションが施行されるため、次のライダーラインアップ選定の動きが早くから始まっている。
正式発表こそ少ないが、ファクトリーチームは水面下で交渉が進み、ほとんどのラインアップが固まってきている。一方、サテライトチームではまだ複数のシートが未定となっている。
VR46はラインアップが定まっていないチームのひとつだ。彼らは来シーズンもドゥカティ陣営に留まる意向を示しているが、そのラインアップは今のフランコ・モルビデリとファビオ・ディ・ジャンアントニオの組み合わせとは変わってきそうだ。
チームのディレクターであるアレッシオ・サルッチは、2027年のラインアップについてベテランと若手のコンビとしたいと話した。
「経験豊富なライダーと若手ライダー、1対1の組み合わせだ。それが私の考えだ。ただし、どうなるかはまだ分からない。今はまだ決まっていない」
サルッチはmotorsport.comにそう語った。
「今の段階で決断するのは非常に難しい。まずはジャンアントニオとモルビデリ、現在のライダーたちとともに最大限のパフォーマンスを引き出したい。来月になれば、その点について考え始めることになるだろう」
実際、VR46は若手育成の場として機能してきた実績があり、マルコ・ベッツェッキやルカ・マリーニといったライダーがVR46を経てファクトリーチームへと移っている。
なおmotorsport.comは1月に、VR46が2027年のライダーのひとりとして、現グレシーニのフェルミン・アルデゲルを起用する方針だと報じている。アルデゲルは既に来シーズンに向けてドゥカティと契約を結んでいると見られているが、どのチームへ配属されるかは決まっていない。本人はこのままグレシーニ残留の意向もあるようだが、VR46も関心を示している状況だ。
「2027年に向けていくつか気になる名前はあるが、ここでは明かさない。ただしカタール戦後(※インタビュー後に延期が決定)に、来季のライダーについて本格的に検討を始めたい。それまでは今の2人に集中したい。彼らは素晴らしいからだ」
若手起用を望むサルッチの発言は、MotoGP9年目のモルビデリと5年目のジャンアントニオの少なくとも一人、あるいは両方が来季シートを失う可能性を示唆している。ただし、チームとしてはふたりに実力を証明する時間を与えたいとも考えている。
ふたりが来シーズンもチームに残るために何が必要か問われたサルッチは、次のように明確に答えた。
「すべてのレースでトップ5を争うことだ。常に前方で戦うこと、それに尽きる」

