巨人の育成契約選手がオープン戦で結果を残している。3年目の平山功太が3月15日日本ハム戦と17日ヤクルト戦で2戦連続アーチを描けば、同じく3年目の宇都宮葵星が18日ヤクルト戦で途中出場からオープン戦初安打初打点を記録。外野手のレギュラー争いに“ダークホース”として食らいついているのだ。スポーツ紙デスクが解説する。
「今季の本命は、レフトがトレイ・キャベッジ、センターが昨オフにFAで加入した松本剛、ライトがWBC侍ジャパンのサポートメンバーとしても活躍した中山礼都。その対抗として、オープン戦打率4割、1本塁打を記録している佐々木俊輔、2000本安打まで残り71本に迫るベテランの丸佳浩、中央大学時代に東都大学リーグで首位打者を獲得した大卒ルーキーの皆川岳飛の名前が挙がります。春季キャンプで2軍スタートだった平山はファームのレギュラー争いをする立場、キャンプインから一軍に帯同していた宇都宮も内外野守れるユーティリティ性を評価されたバックアップ要員に過ぎませんでした。そんな伏兵たちの台頭で誰が外野のレギュラーになるのか開幕までわからなくなりました」
一方で、下馬評通りの結果を残せていないのがセンターのレギュラー候補として本命視されていた松本だ。3月18日時点で、オープン戦の成績は打率1割4分3厘に低迷している。3月10日から17日までコンディション不良で欠場していたのも気になるところ…。
「阿部慎之助監督は報道陣に、『ケガはしていない』と話しているだけに、体の状態については心配無用かもしれません。しかし、昨季日本ハムで1割8分8厘に沈んだ打棒が、『22年に首位打者を獲得した頃までに復活した』という声もチーム内から聞こえてきません。今年8月に33歳になるベテラン選手を獲得するために、巨人は2年総額2億5000万円(金額は推定・以下同じ)の年俸、日本ハムに6600万円の金銭補償を支払うことになりました。このままでは、高値でつかまされた『不良債権』になりかねません」(前出・スポーツ紙デスク)
不穏な指摘が吹っ飛ぶような「大まくり」をイキのいい若手に見せつけてほしい。
(五代晋作)
平成ひとケタ生まれのゆとり世代。プロ野球や大相撲をメインにスポーツを取材する。密かなライフワークは日本の映画&ドラマ鑑賞。動画配信サブスクが手放せない。

