ホリエモンこと、実業家で馬主の堀江貴文氏(53)の愛馬「イッテラッシャイ」が、TBS系ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』続編の“主役”に浮上していることが、今月末の『UAEダービー』の招待辞退で判明した。中東情勢の悪化で「万が一のことがあったら大変」という危機管理。本誌独走スクープ!
堀江氏に「吉報」が届いたのが2月27日。主催者ドバイレーシングクラブから愛馬・イッテラッシャイ(牡3歳、美浦・斎藤誠厩舎)にUAEダービーへの招待状が届いたのだ。
堀江氏は、さっそく自身のXで「また、ドバイへ行ける」と喜びを爆発させ、斎藤誠調教師と相談して放牧中の愛馬を美浦へ帰厩させ、ジョーキーも戸崎圭太に決まった。
堀江氏にとって、イッテラッシャイは特別な馬だ。
ライブドアの社長だった2004年当時、一度馬主となり、『ホリエモン』名で登録した牡馬などを所有していた堀江氏。しかし、例の「ライブドア事件」で’11年にJRAの馬主資格を喪失。’24年に馬主に復帰(名義はSNSグループ)して最初の所有馬が、このイッテラッシャイで、JRA初勝利もこの馬。さらにドバイ行きの切符までゲットしてくれた。
UAEダービーは、賞金総額約48億円、世界最大の競馬の祭典「ドバイワールドカップデー」の中で行われる。メインは1着賞金12億円のドバイワールドカップ(ダート2000メートル)だが、UAEダービーも含め1日で重賞が9レース、そのうちの6つがGⅠの豪華版だ。
当初、日本からは27頭が7つのレースに参戦を予定していたが、2月28日に米国、イスラエルのイラン攻撃が電撃的に始まり、イランの応戦で周辺国一帯が戦火に…。
UAEダービーを勝てば、ケンタッキーダービー(5月2日、米チャーチルダウンズ競馬場)の出走権獲得へ大きく前進するが、大きな誤算となった。
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イラン軍のドローン攻撃を警戒し、ドバイ遠征中止
「ドバイへの輸送が予測がつかない上、当日はUAE副大統領でドバイ首長のシェイク・モハメド殿下、アラブ各国の王族、世界中の大富豪が訪れる。米国の有力馬も参戦し、イラン軍のドローン攻撃の標的になりかねない」(現地メディア)
世界ランキング1位のフランス馬カランダガン(昨年のジャパンカップ優勝)、同2位で英国馬のオンブズマンが遠征を保留、アメリカ勢の多くが辞退か保留の状態。
日本馬もしかり。2月のサウジカップで優勝したフォーエバーヤングは3月9日現在、現地に滞在しているが、そのほかジャンタルマンタル、マスカレードボール、ウィルソンテソーロなど活躍が期待されていた馬は出走を取りやめた。
イッテラッシャイも最終的に斎藤調教師の「危険な場所に馬もスタッフも行かせられない」との判断から辞退を決めた。
イケイケドンドンでドバイ大好きの堀江氏がこれに応じたのは、実は別の理由があるという。スポーツ紙デスクが次のように明かす。
「昨年話題になったTBS系ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の続編が検討される中で、イッテラッシャイが“主役候補”として浮上しているのです。そこでドバイ遠征で万が一のことがあってはならないと辞退を決めたのです。堀江氏は同馬の誕生前から日高エリアの中小牧場の生産者と関わり、“リアルダビスタ”生産を手がけている。まさしく『ザ・ロイヤルファミリー』の実写版。続編の要素がてんこ盛りにある」
近年のJRAの活躍馬は日本最大の競走馬のセリ「セレクトセール」(主催・一般社団法人・日本競走馬協会)の上場馬がほとんど。しかし社台、ノーザン両ファームで生産された数億円の高血統馬を競り落とせる馬主は限られる。
過去にディープインパクトをはじめ、4頭のダービー馬を所有していた金子真人氏や前出のフォーエバーヤングを所有する、今をときめくゲームコンテンツ『ウマ娘』の産みの親・藤田晋氏(52、サイバーエージェント会長)など数人だ。
その点、堀江氏は馬主哲学が違う。セリを使わず、中小の生産者からダイレクト、いわゆる「庭先取引」での購入を常としている。
サイバーとライブドア、血統理論が生んだドラマ
新ひだか町(旧静内町)の藤沢牧場から購入したイッテラッシャイの価格は1000~2000万円といわれる。フォーエバーヤングがセレクトセールで1億780万円、’24年のダービー馬ダノンデサイルは1億4850万円に比べ、いかに安価かが分かる。
イッテラッシャイの父ミスチヴィアスアレックスは日本に数少ない米国短距離ダート血統。昨年の2歳馬が最初の世代。母ノルウェーノモリもダート血統で活躍馬が出ていない。しかし、母の母が名牝シンコウラブリイ。アイルランド生産馬で1993年のGⅠマイルチャンピオンシップの優勝馬だ。
堀江氏は血統の配合をダビスタで読み解き、「この配合ならいい仔が生まれる」と狙いを定めた。
「さらに藤田氏と堀江氏には共通点がある。両氏は血統硏究家の亀谷敬正氏と懇意で『血統は父より母』という亀山理論を重用している。続編には黒子の軍師役として登場が予想される」(前出・スポーツ紙デスク)
UAEダービー参戦を取りやめたイッテラッシャイは、ケンタッキーダービーの出走権を目指して『伏竜S』(3月28日・中山)に目標を切り替えた。
『ザ・ロイヤルファミリー』続編の主役が懸かっているだけに負けられない一戦だ。
『週刊実話』3月26日号より
