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創業92年、名店の干し蕎麦を精査【家そば放浪記】第293束:箱根に行った知人がお土産に買ってきてくれた、住岡食品『箱根はつ花 天味そば』650円(1人前216円)

創業92年、名店の干し蕎麦を精査【家そば放浪記】第293束:箱根に行った知人がお土産に買ってきてくれた、住岡食品『箱根はつ花 天味そば』650円(1人前216円)

ありがたいことに、どこかに行った知人から「干し蕎麦」をお土産としていただくことが多い。同僚の中澤経由でお土産をいただくこともあるし、ライターの亀ちゃんはわざわざ買ってきてくれた。

そして先日もまた、箱根旅行に行った知人から干し蕎麦のお土産をいただいた。箱に入っていて、ものすごく高級っぽい。だが、製造所がイマイチ不明。はたしてこれは……?

ちなみに「箱根はつ花」とは、昭和9年(1934年)の老舗そば屋。Google評価は3.9、レビュー数は2595。食べログも3.49で2000件以上の口コミ。箱根でもトップクラスの人気店だ。

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箱に書いてあった製造所固有記号(HS)を検索したところ、該当製造所は100件越え。しかし、それ以上、絞り込みができなかった。これはどこで作られた干し蕎麦なのか……?

と思いながら箱を開封すると、袋詰めされたパッケージが姿をあらわした。よく見ると、そこには「住岡食品(静岡県)」の文字があった。

住岡食品……。これまで住岡食品製の干し蕎麦を4回ほどレビューしてきたが、それぞれの購入場所は「ダイソー(第9回)」「酒&業務スーパー(第206回)」「肉のハナマサ(第207回)」もう一回「ダイソー(第249回)」……であった。

つまり、すべて「高コスパ寄りの蕎麦」。しかし今回は老舗蕎麦店の干し蕎麦。だ、大丈夫かな……と心配になるも、価格は650円とのことだし、たぶん大丈夫だろう。

コスパに強いメーカーが手掛ける老舗の味は、はたして──?

デカい鍋に湯を沸かし……

5分程度ゆでて……

冷水(氷水)で冷やし……

完成。

して、そのお味は──

あるねぇ〜。第一感想は「あるあるある、よくある」だ。

最初に「家そば」か「外そば」かのジャッジを書くと、これは外そば。ただし、ギリギリ。玄関から1歩外に出て……くらいの外そばである。

私は『箱根はつ花』のお蕎麦を食べていないが、かなりの確率で言えるのは、「これは箱根はつ花のお蕎麦とは少し違うベクトルのお蕎麦ではないかな?」ということ。

美味しいことは美味しい。しかし、この干し蕎麦が 老舗の味 かどうかと問われたら、正直「ウ〜ム」と悩まざるを得ない。たぶんだが、お店の生そばとは目指している方向性が違うというか。

繰り返すが、美味しい。美味しいのだが、どのような美味しさなのかと言えば、「おいしい立ち食いそば屋さんのお蕎麦」に近い美味しさなのである。

決してその辺にある立ち食いそば屋さんのおそばではなく、「おいしい立ち食いそば屋さんのおそば」。だから私は「あるねぇ」と思ってしまったのだ。

蕎麦の太さは、やや中太。そこそこの硬さ。そしてこの蕎麦、やっぱりあったかいのでいったほうがいいと思う。

温かい……濃いめの味の、熱々つゆを注いだ「かけ蕎麦(刻みネギ多め)」なんかが、たぶん最高に合うのではないかと。

このお蕎麦に関しては、間違いなく「温そば」推奨。七味唐辛子をかけて食べたい系のお蕎麦である。

なお、あえて茹で上がりから時間を置いてから食べる、通称「置きそば」が、素朴な感じでメチャメチャうまかった。

変な言い方をすれば、置き蕎麦処理(単なる放置)をすることにより、それこそ「立ちそば放浪記」に出てくるような、「うまい立ち蕎麦屋」の蕎麦みたいな風情になる。

置きそば狙いで、「かけそば(温)」、もしくは「おろしそば(冷)」などにしてワシワシ食べるのが最適解と見た。

買ってきてくれてありがとうございました! 美味しくいただきました。ごちそうさまでした〜!

執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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