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【対談連載】バルテス・ホールディングス 代表取締役会長 兼 社長 田中真史

【対談連載】バルテス・ホールディングス 代表取締役会長 兼 社長 田中真史

【東京・麹町発】念願叶った東証マザーズ(現東証グロース)上場の日。生放送の社長インタビューもあって「緊張しすぎてあっという間に終わった」と話す田中さん。次のターゲットは東証プライム市場(旧東証一部)だ。プライベートでは馬主でもある。「さすがに会社公認のクラブ活動にはできないから」と会社非公認の競馬クラブを自ら運営。時折社員を馬主席に招いては、ワイワイと競馬を楽しむという。AI時代に突入して、働き方が大きく変化しつつある今でも、社員を大事にし、酒と人と馬をこよなく愛する姿勢は変わらない。
(本紙主幹・奥田芳恵)

●オフコン全盛の時代に感じた パソコン時代の到来を見越し独立


奥田 新卒で就職した会社を4年で「卒業」とはまた短いですね。
田中 いつかは社長になりたいと思っていました。最初の会社はIT系の小さなところだったので、自分でも経営を担う立場になれるのでは、と思ったこともありました(笑)。ただ同族経営の会社だったので、諦めて卒業しました。しばらくはフリーのエンジニアとして仕事をしていましたが、その後、先輩から声がかかって、25歳の時に一緒に会社を立ち上げました。
奥田 フリーで活躍されていたのに、また組織としてやっていこうとされたのは?
田中 やっぱり1人では限界があります。会社をつくって成長させて、もっと上を目指したかったんです。
奥田 まだオフコン全盛の頃ですよね?
田中 立ち上げた会社もオフコンのシステムをつくる会社でした。ちょうどバブルの頃です。事業はどんどん伸びていきました。パソコンも普及し始めていて、めちゃくちゃおもしろそうやなぁと見ていました。それが、徐々にビジネスにも使われるようになって「これからはパソコンの時代だ」と思ったんです。社長だった先輩にもそう言ったんですが「やっぱりオフコンだ」と。それで、独立して自分で会社をつくることにしました。28歳の時でした。
奥田 BCN創業の理由にそっくりです。これからはオフコンじゃなくてパソコンだと、前社長が新聞社を飛び出して立ち上げました。
田中 ほどなくパソコンの時代がやってきました。1993年にインターネットの商用化が始まると、一気にパソコン時代の幕開けです。まだ電子メールも珍しい時代でしたが、新会社ではLinuxでメールサーバーを立ち上げて活用していました。Webサーバーも立ち上げて、自分でHTMLを書いて簡単なホームページをつくったりしていました。Windowsのバージョンは3.1。Windows95の登場前夜で、インターネット接続は、まだ一般的ではなかった頃の話です。
奥田 今のAIの進化を見ると隔世の感がありますね。これから、どうやってAIを生かしていこうとお考えですか。
田中 ソフトウェアテスト(第三者検証)というのは労働集約型で、人に頼るビジネスなんです。何年も前から、そこから脱却したいと思ってきました。今のAIは大いに助けになります。品質管理やテスト業務などの見える化を進め、自動化のツールをつくっているところです。そこにAIの要素を入れていっています。徐々にかたちになって、あと1年ほどで集大成が出来上がります。お客様にそれを導入していただければ、より品質を高め、生産性を上げられ、業界に大いに貢献できると思います。いわゆるサブスクビジネスですね。

●プライム市場への指定替えとG1競走馬の育成が目標


奥田 AI化が進むと求める社員像も変わってきますね。
田中 今まさに変えようとしているところです。ツールを使いこなして、品質向上のお手伝いができるコンサル的な仕事への転換です。そのために、ツールのエバンジェリスト資格制度をつくりました。合格すると、少しですが手当が出ます。
奥田 採用にも影響してきますか。
田中 人がいらなくなるわけではありません。ただ、人に依存しないビジネスモデルに変化させることで、人を増やすペースは今までより落としていきます。新卒では、時代に対応してチャレンジできる人、指示待ちではなく自分から積極的に動ける人を採用したいですね。
奥田 サブスクビジネスが軌道に乗れば、大きな柱になりますね。
田中 人月いくらの会社に別の収益源が加わりますから、その分、社員に分配できます。平均年収も上がって、より豊かな暮らしができるようにもなるでしょう。
奥田 会社やご自身のこれからの目標は?
田中 最初に勤めた会社の定年は55歳だったんです。なので、55歳がずっと定年だと思っていました。2026年3月で64歳になります。普通なら引退を考える年齢ですよね。定年がずるずる伸びている感じです。とはいえ、誰かにバトンを渡さなければいけない。今はそれを見極めようとしているところです。
奥田 IT業界でも、お年を召したすごい方々が頑張っていらっしゃいます。
田中 煙たがられて迷惑をかけるよりも、あっさり引退したほうが、ね。ただ、フォーブスには載りたかったんです。まだ諦めてはいませんが。
奥田 やることはたくさんありそうですね。
田中 今上場しているのが東証のグロース市場で、会社の目標ということなら、まずこれをプライム市場に昇格させたいですね。円安なので厳しいですが、実現すれば、フォーブスも夢ではないかもしれません。
奥田 プライベートではいかがですか。
田中 馬事業をやろうと思っています。
奥田 馬を育てる?
田中 競走馬です。今馬主なんですが、法人としての馬主登録を申請しています。ゆくゆくは有馬記念を獲るのが夢です。かなりお金はかかりますがG1馬を所有するというのが、事業をやるにあたっては必要です。可能性はあると思っています。宝くじは買わないと当たらない。まあ買っても当たらないけど……。馬も所有したから勝つとは限りません。でも所有しないと、そもそも大会に出ることもできない。もちろん勝つこともできません。夢しかありませんが、少しでも可能性があればチャレンジしたいですね。
奥田 とにかく大事なのはチャレンジすること、ですね。
配信元: BCN+R

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