
「なぜハチミツは糞より良いのか?」...何を言われた? なでしこJ指揮官の独特すぎる比喩に豪州メディアも驚き「史上最も奇妙な例え話で唖然とさせた」【女子アジア杯】
「なぜハチミツは糞より良いのか?」。指揮官が発する言葉としては、あまりに突飛なものかもしれない。
女子アジアカップの決勝戦を前に、なでしこジャパンを率いるニルス・ニールセン監督が放った“迷言”が、大きな注目を集めているという。
オーストラリアメディア『FOOTBALL360』は、「“なぜハチミツは糞より良いのか?”:日本の監督がサッカー界史上最も奇妙な例え話で唖然とさせた」と題した記事を掲載。オーストラリアとの決勝戦の前日記者会見でのやり取りを詳報した。
記事によると、ニールセン監督は会見の冒頭で「オーストラリアはすでに勝利している」と発言。素晴らしい大会が運営され、チームの決勝進出を称賛した。
そのうえで、「明日の結果がどうであれ、誇りに思うべきだ。それは誰も知らない。2つの良いチーム、異なるクオリティがある。だから、2つの偉大なチームによる別世界の戦いになることを願っている。しかし、勝者は常にオーストラリアの女子サッカーであり、私にとってそれがすべてだ」と語ったという。
そして、記者から「本当にマチルダス(オーストラリア女子代表の愛称)が本命だと信じているのか?」と問われた際、“奇妙な答え”が飛び出した。
「正直に言おう。決勝でどちらが本命かという質問。それは、ハエになぜハチミツが糞より良いのかを説明してくれと、蜂に頼むようなものだ。まったく同じ質問だよ」
そしてニールセン監督は、決勝戦においてはどちらのチームにも50%の勝利のチャンスがあると主張。「両チームとも勝てる。彼女たちは我々の強みを正確に知っているし、自分たちの強みも知っている。弱点を最小限に抑え、強みを発揮するためのゲームプランを立てなければならない。我々も同じだ。それを最も上手くこなし、試合中に適応した方が勝つだろう」と続けた。
さらに、先の比喩について自ら解説を加えている。
「次にハエに会う機会があったら聞いてみるよ。『すぐ隣にハチミツがあるのに、なんで糞の上に座ってるんだ?』とね。そうしたら彼は言うだろう、『私にとっては、こっちの方が美味しいんだ』と。オーケー、どうぞ。私は糞が好きじゃないから、君にあげよう。私はハチミツを選ぶ」
「オーストラリアがより本命だとは思わない。決勝では完全にフィフティ・フィフティだ。サッカーを知っている人なら、私が言っていることが真実だと分かるはずだ」
同メディアは、ニールセン監督が児童書を執筆したり、将来的には自身の音楽シングルをレコーディングする計画もあるなど、今大会を通じて世界のサッカー界で最もユニークなキャラクターの一人としての評判を築いてきたと紹介している。
また、会見ではオーストラリア人のアシスタントコーチ、リア・ブレイニー氏についても言及。かつてオーストラリアのU-20代表を率いた経験を持つ彼女について、ニールセン監督は「彼女が持つゲームに関する知識はもちろん素晴らしい」とし、その人間性を高く評価した。
「彼女には私が愛する個性がある。他の多くのオーストラリア人と同じように、ありのままの自分でいることを許し、それを喜んでいる。そこに強みを見出しているんだ」
「君たちが子どもの頃に何を教えられているのかは知らないが、たぶんそういうことなんだろう。ありのままの自分でいることを許す。いずれにせよ、私は大丈夫だと。そういう態度を持っているなら、人々を幸せにする価値あるものを見つけたということだ。この子は、将来に何があっても輝くだろう」
また、自身が「感情的で直感に従う」タイプであるのに対し、ブレイニー氏が「非常に分析的」であると述べ、二人の間では時々面白い会話が生まれることも明かした。
最後に、日本の強みについて問われたニールセン監督は、チームの結束力を独特の表現で語った。
「彼女たちが持っているものの一つは、日本のクオリティだ。スタジアムの照明を消して、誰も何も見えなくなっても、彼女たちはお互いを見つけられる。お互いにパスを出すことができるんだ」
「彼女たちはチームスポーツをしている。勝つためにはお互いが必要で、輝くためにもお互いが必要なんだ。それがこのチームの美しさだ」と続け、チームの象徴である「なでしこ」という言葉に触れた。
「なでしことは何か知っているかい? 花だよ。美しくて小さな花だ。それを見たら、立ち止まって見つめ、微笑んで『ワオ、これは何だ?』と思うだろう。それが日本のイメージであり、私が愛するものだ」
日本は準決勝で韓国に4-1と圧勝するなど、今大会で圧倒的な強さを見せつけている。マチルダスがホームで栄冠を手にするには、この手強い相手を乗り越えなければならない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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