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<怪獣8号>第2期最終回は希望から絶望への暗転、不気味に笑う9号のラストシーンに「第3期あるよね?」

<怪獣8号>第2期最終回は希望から絶望への暗転、不気味に笑う9号のラストシーンに「第3期あるよね?」

アニメ「怪獣8号」第23話が放送
アニメ「怪獣8号」第23話が放送 / (C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社

アニメ「怪獣8号」第2期(毎週土曜夜11:00-11:30ほか、テレ東系列ほかにて放送/X(Twitter)にて全世界リアルタイム配信/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第23話「第2波」が9月27日に放送された。凌いだと思えばまた危機に。希望と絶望が目まぐるしく入れ替わり、終始固唾を飲むシーンが展開。9号が不気味な表情を浮かべるカットで、第2期は幕を閉じた。(以降、ネタバレが含まれます)

■10号級の識別クラスの発生、第2波が防衛隊に襲い掛かる

亜白ミナ(CV.瀬戸麻沙美)によるケラウノスの超長距離射撃から幕を開けた第2期最終話。冒頭から緻密で重厚に描かれたアクションシーンがクライマックスの高揚感を生み、視聴者の目も射抜いた。

ミナの狙撃は、東雲りん(CV.花澤香菜)の小隊が対処していた大泉地区の超大型怪獣を瞬く間に殲滅する。これが反撃の狼煙になったかのように、日本各地の戦況が好転。東京では各地から制圧報告も相次ぐ。絶望に思えた窮地から一転した状況に本部では歓声も沸き上がるが、怪獣9号が引き起こした災害がこの程度のはずはないと、鳴海 弦(CV.内山昂輝)と四ノ宮キコル(CV.ファイルーズあい)は警戒を解かない。

怪獣の目的が本当に人類の要衝を落とすことだったのかと、破壊に執着していなかった様子に長谷川エイジ(CV.安元洋貴)もいぶかしむ。その読みは正しく、潜む9号の狙いは防衛隊の主力をあぶり出し、分散させることだった。

鳴海の墨田区に大怪獣反応が発生したのを皮切りに、キコル、ミナ、東雲、保科宗四郎(CV.河西健吾)の担当地区にも大怪獣が現れる。それもすべて、推定フォルティチュード9.0以上、10号級の識別クラスの一斉発生だった。

■希望から絶望へ暗転、不気味に笑う9号も登場

識別クラスは本来、隊長格が複数人で対処する怪獣。通常、単騎処理できるような相手ではないが、戦いの火蓋を切ったのは15号と対峙するキコル。スピードとパワーを備え、隊長級と言える解放戦力84パーセントを引き出しながらも、15号はその上をいくスピードとパワーでキコルを圧倒する。水を操る11号を相手に、鳴海も苦戦する。レティーナは体を流れる電気信号で相手の動きの先を読むが、水の動きは読むことができず攻撃をまともに食らってしまう。保科も超近接特化型の12号を相手に、斬撃勝負で後れを取る。

それぞれが対峙するのはこちらの弱点を突いた能力や、こちらの土俵でさらに上回ってくる能力を持った相手。おそらく四ノ宮功を取り込んだことで防衛隊の戦力を把握した9号が意図的に設計したのだろう。孤立分散した主力を各個抹殺するために生み出された怪獣なのは明白だった。

群発災害に対処できると希望が湧いた瞬間、一転して困難な展開に。中でも東雲の地区は部隊が壊滅し、東雲も奮戦及ばず死の淵に追い込まれる。そのとき、待機命令を破り、カフカが駆けつける。

東雲を救出したカフカはニっと笑い、「絶対負けません、あいつは俺がやります」と告げて怪獣8号に変身する。最大戦力と言えるカフカ=怪獣8号の登場は絶望の中に射した一筋の光だが、防衛隊全体が窮地にあるのはいまだ変わらない。そして、東京上空には9号が現れる。思惑通りという気分なのだろうか、怪獣8号の出現に、9号は裂け口を開いて不気味な表情を浮かべるのだった。

まさに良いところで終わった第2期。各対決はどうなるのか、放送後のSNSには「第3期あるよね?」「面白かった、早く続きが見たい」など続編を期待する声が多数上がる。また、「キャラドラマに魅せられた第2期、どんどん夢中になって見た」「最後、東雲小隊長のクローズアップもすごくよかった」など、さまざまな感想が寄せられていた。

◆文=鈴木康道
アニメ「怪獣8号」第23話より
アニメ「怪獣8号」第23話より / (C)防衛隊第3部隊 (C)松本直也/集英社

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