彼と酒を飲み交わすことは、もう二度とないかもしれない。
先日、信頼している親友と、久々に飲みに行った。
結果から言うと、素晴らしい夜になった。
メシはウマイし、話も白熱。「本当に話せてよかった」と握手して別れた。
だが、彼と酒を飲み交わすことは、もうないかもしれない。
なぜなら──「ノンアル飲み会」が最高だったから。
・あまり酒が飲めない諸事情
お互い編集者で、年齢も近い。
同じ時代を歩み、似たような苦労もしてきた。
共通の知人も多く、趣味も似ている。特にプロレスの趣味が合う。
そしてお互い、長いこと格闘技をたしなんでいる。
私はキックボクシング、彼は柔術。
だからこそ、たまにしか「飲み会」が実現しなかった。
なぜならお酒を飲んだ翌日はダメージが深く、練習できないから。
どちらからともなく「ノンアル飲み会、いつかやろう」と言っていた。
それをついに実行した形だ。
・ノンアルで楽しいのか?
正直、少し不安だった。盛り上がるのか、と。
だが結論から言うと……酒を飲んでいる時と何ひとつ変わらなかった。いや、むしろそれ以上だった。
頭がクリアなので、話はどんどん深くなる。意外な話題も出てくるし、よく笑った。
ドロップキックの話で、即座に「コンバット豊田」が出てくるのは頭が冴えている証拠である。
たまたま入ったその店は、予想以上に料理もウマかった。
さらにノンアルの種類が豊富で、「ソルティなんとか」みたいな一杯がめちゃくちゃウマくて2杯も飲んだ。
気づけば、普通の飲み会と変わらないテンション。
さらに、お酒を飲んでいる時より「建設的な話」ができた気がする。
会計は2人で1万2000円。割り勘で6000円。満足度を考えれば安い。
