お店の前で突然の「違う店にしよう」
「違う店にしよう」あまりに突然で、意味が理解できませんでした。
予約したのは彼のはず。しかも今日は2年記念日です。
「え?どうして?」と聞いても、彼は目をそらしたままはっきり答えてくれません。胸の奥がざわざわと落ち着かなくなっていきました。
「なんとなく」という答え
何度聞いても返ってくるのは「なんとなく」という曖昧な言葉だけ。これ以上お店の前で言い合うのも嫌で、結局私たちはその場を離れ、近くのファミレスに入りました。
さっきまで想像していた華やかな時間とはまるで違う空気。きれいにセットした髪も、新しいワンピースも、どこか場違いに思えてきます。
向かいに座る彼はいつも通りでしたが、私の心の中だけが置き去りになっていました。
