マンダリカ・インターナショナル・サーキットでMotoGP第18戦インドネシアGPが開幕。初日午後のプラクティスでは、アプリリアのマルコ・ベッツェッキが最速タイムを記録した。
今シーズンのMotoGPチャンピオンがマルク・マルケス(ドゥカティ)に決まってから、初めて迎えたレース。FP1では勢力図がこれまでとは異なる様子も見えてきた。
予選Q1とQ2のグループ分けが決まるプラクティスが始まると、各ライダーがアタックしている序盤にヨハン・ザルコとソムキアット・チャントラのLCRふたりがクラッシュしてしまった。
また開始10分を前に、王者マルク・マルケスがターン10で転倒。幸い低速でフロントを切れ込ませる形の転倒であり怪我もなく、マシンを再始動して戻ることができた。
しかしマルク・マルケスは、このセッションは流れが悪かった。セッション後半に入り再びコースインした直後、ターン5でハイサイド気味に転倒してしまったのだ。ピットに戻り、終盤に再び走行を再開させたが、このままでは今シーズン初の予選Q1行きとなる状態に追い込まれた。
なおプラクティスの序盤アタックではFP1最速だったルカ・マリーニ(ホンダ)が変わらず好調で、1分30秒738の暫定トップタイムをマークした。
セッション中盤にかけてはタイム更新は少なかったものの、残り40分時点で新タイヤを履いて出ていったペドロ・アコスタ(KTM)が、1分30秒435を記録。マリーニの暫定トップタイムを上回った。
また同じように残り30分を前に新タイヤを履いたベッツェッキによって、タイムは1分30秒台を切った。ベッツェッキは1分29秒903と、アコスタを0.5秒も引き離す暫定トップタイムを記録し、プラクティスは折り返しとなった。
セッション残り15分、2度の転倒があったマルク・マルケスが再びコースイン。暫定19番手の彼は、Q2直接進出のためにもアタックを決めていく必要があったが、マルク・マルケスはここで暫定7番手タイムとなった。
ラスト10分のQ2直接進出を争うアタックではトップタイムが更新されない珍しい展開となり、セッション中盤に記録した1分29秒240のタイムでベッツェッキが最速となった。2番手はフェルミン・アルデゲル(グレシーニ)、3番手はアコスタだ。
また終盤はアレックス・マルケス(グレシーニ)、エネア・バスティアニーニ(テック3)、ザルコと転倒が連発。イエローフラッグが断続的に発生した結果、ラストアタックのタイムがキャンセルされてしまう事例も続いた。
マルク・マルケスは、終盤のライバルのタイム更新によって、最終的に11番手タイムでプラクティスを終了。今シーズン初めて、予選をQ1からスタートすることになった。
さらにチームメイトのフランチェスコ・バニャイヤも苦しんでおり、17番手タイム。ドゥカティファクトリーチームが揃ってQ1スタートの異常事態となってしまった。

