
【U-21日本代表の最新布陣】トルコ遠征中止→韓国へ急転! 海外組は“0”…大岩ジャパンが試される対応力と底上げ、台頭する新戦力は?
今年1月のU-23アジアカップ優勝から約2か月半。さらなる強化を目ざし、大岩ジャパンがインターナショナルマッチウィークの期間を利用して活動を行なう。
今回の遠征先は韓国。当初の予定はトルコのアンタルヤに赴き、セルビア、アルバニアという欧州の中堅国との強化試合を組んでいた。しかし、3月上旬に中東情勢が悪化した関係で遠征が頓挫。ギリギリまで調整したものの、治安面を考慮して遠征の中止を決断した。
3月末のインターナショナルマッチウィークまで2週間を切った3月14日に中止のリリースがされるなど、慌ただしい状況だったのは否めない。そのなかでもマッチメイクに奔走。アメリカが戦う予定になっていた韓国サッカー協会に働きかけ、ギリギリのタイミングでスケジュールを埋める形となった。
そうしたアクシデントにより、今回のメンバー構成を見ても海外組の招集は“0”だ。国内の活動を除くと、韓国での活動はわずかに5日。長距離の移動による負担も含めてメンバーから漏れた可能性が高く、国内組だけで隣国に乗り込む。
U-23アジア杯のメンバーからはA代表に招集されたMF佐藤龍之介(FC東京)が外れ、直近のリーグ戦で負傷したMF大関友翔(川崎)も選外に。キャプテンマークを巻いていたDF市原吏音(AZ)も大会後に欧州に渡ったため、今回のメンバーに名を連ねていない。
前述で触れた通り海外組も不在で、同じタイミングで開催されるA代表の欧州遠征に名を連ねたFW後藤啓介(シント=トロイデン)、FW塩貝健人(ヴォルフスブルク)はおらず、U-20ワールドカップでCBのレギュラー格だったDF喜多壱也(レアル・ソシエダ)や今冬に5大リーグ移籍を果たしたDF小杉啓太(フランクフルト)もいない。移籍後初ゴールを挙げ、昇り調子だったFW貴田遼河(アルヘンティノス)もメンバーから漏れた。
DF永野修都(藤枝)、DF岡部タリクカナイ颯⽃(東洋大)、DF梅木怜(今治)、MF小倉幸成(法政大/岡山加入内定)、FW古谷柊介(東京国際大/柏加入内定)、FW横山夢樹(C大阪)といったU-23アジア杯で主力を担った面々は計算が立つ一方で、フィールドプレーヤーの多くはチャレンジの場になる可能性が高い。
Jリーグの舞台で出場機会を増やしているFW白井亮丞(東京V)、FW鈴木大馳(鳥栖)、DF山田海斗(神戸)、DF佐藤海宏(新潟)、直近のデンソーカップ(大学の地域選抜対抗戦)で活躍したMF岩本悠庵(中京大)、FW福永裕也(京都産大)、FW小池直矢(法政大)は、大岩ジャパンに初参戦。真価をどれだけ発揮できるかで、今後の生き残りを左右するだろう。
また、久々に代表に戻ってきた組にも同様のことが言える。昨年9月のU-23アジア杯予選以来の代表となるMF名和田我空(G大阪)やMF矢田龍之介(筑波大)、昨年11月のイングランド遠征以来となるMF石井久継(湘南)は成長を示すチャンス。同ポジションの大関と佐藤といった主軸が今後も不在になるケースはあるだけに、チーム作りを見据えたうえでもポイントになるはずだ。
U-23アジア杯で不完全燃焼に終わった選手もおり、彼らにとってもリベンジを果たす絶好の機会。FWンワディケ・ウチェブライアン世雄(桐蔭横浜大)、石渡ネルソン(C大阪)、石橋瀬凪(湘南)、DF関富貫太(横浜FM)、DF土屋櫂大(福島)、DF森壮⼀朗(名古屋)らの巻き返しにも期待したい。
今回の代表メンバーで言うと、守護神争いからも目が離せない。U-23アジア杯の優勝に貢献し、大会最優秀GK賞を受賞した荒木琉偉(G大阪)が今回もひと世代飛び級で選出されているが、今回はA代表歴を持つピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋)も活動に参加する。U-23アジア杯は直前合宿中の怪我で代表離脱しており、小林将天(FC東京)ともに荒木のポジションを脅かす活躍ができるかも見どころとなる。
今年9月中旬に控える自国開催のアジア競技大会(アジア版のオリンピック)へ向けても強化を進めていきたい思惑もある。A代表や28年夏のロス五輪を見据えつつ、直近の公式戦を考えても選手層の拡充は必要不可欠だ。誰を呼べるか分からない五輪世代の代表を踏まえても、今回の遠征が持つ意味が大きいはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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