レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1アゼルバイジャンGPで自己ベストの5位に入るなど印象的なパフォーマンスを残した。来季以降のレッドブル陣営残留に向けてポジティブな兆候を見せたが、現時点では契約について話し合いをしていないようだ。
レッドブルで開幕を迎えたローソンは、わずか2戦でレーシングブルズに降格となってしまい、以降もルーキーのアイザック・ハジャーに対して後れをとるレースが続いた。しかしながら徐々に復調を果たし、先日のアゼルバイジャンGPでは予選3番手を獲得。決勝でも5位入賞を記録した。どちらもキャリアベストのリザルトだ。
一方でローソンは2026年の契約を結んでいない状況。レッドブルの角田裕毅は、陣営の人事に関わるモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコと来季のことについて連絡をとっていないと話していたが、これはローソンも同じようだ。
「基本的にはダメな時にしか電話が来ないんだ。だからあまり連絡がないんだ!」とローソンは言う。
「でも僕たちはみんな分かっている。この業界に長くいるから、生き残るためには良いパフォーマンスを示し続けるしかないことは分かっているんだ。だから僕は今そこに集中している」
「バクーは素晴らしかったけど、当然同じような結果を次のレースでも積み重ねていく必要がある」
ローソン自身、ドライバーの評価がいかに急速に変わるかを知っている。だからこそ、浮かれないことの大切さを自覚しているのだ。
「個人的には、ああいう結果を得られて嬉しいと思っている。でも同時に、勢いがあっても状況がすぐに変わってしまうこともある」
「だから結果に浮かれることなく、冷静に受け止めることが大事。バクーは良かったけど、その勢いがシーズン後半に自動的に引き継がれるわけじゃない」
2025年シーズンは残り7戦。レッドブルは姉妹チームのレーシングブルズも含めた2026年のラインアップを10月末までに発表する意向を示している。
彼らはマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてアイザック・ハジャーをレッドブルに昇格させるのではと見られており、さらにはF2からアービッド・リンドブラッドがステップアップしてレーシングブルズ入りするとも言われている。そうなった場合、ローソンは角田裕毅と共に生き残りをかける立場にあると言える。
ただローソンは自らの将来について外野の雑音を遮断しようとしている。
「本音を言えば、明日にでも知りたいよ」
「でも、このチームでは少し待たされるのが普通なんだ。今もそういう状況だ。結局、それを決めるのは自分のパフォーマンスだけ。だから答えが出るまで、自分はそこに集中するしかない」
「複数年契約でも、結局のところF1の契約なんてすぐに破棄されることだってある。唯一安心できるのは結果を出しているときだけだ。トップドライバー以外で完全に安心できる人なんてほとんどいないだろう」
「でも、それは新鮮な感覚じゃない。僕たちが若い頃から、レッドブルのプログラムの中で感じてきたことだ」
「結果を出すことでしか階段を上がれないと教えられてきた。常にそのプレッシャーの中にいる。今は舞台が大きくなっただけで、やっていることは同じだ」

