消えない違和感
夫の変化に気づいたのは、些細なことがきっかけでした。以前はリビングに置きっぱなしだったスマホを、トイレや浴室にまで持ち込むようになったのです。「何か隠してるの?」と軽く聞いても、「別に何もないよ」とそっけない返事が返ってくるだけ。
ある夜、夫が寝落ちした隙に、そっとスマホを手に取ってしまいました。ロックを解除すると、そこには見知らぬ女性との親密なやり取りが並んでいたのです。「今日も会いたかった」「妻にはバレてないから大丈夫」その言葉を見た私は「やっぱり.....」と思ったのです。
証拠を残すための決断
ショックで眠れない夜を過ごしながら、私は冷静に考えました。感情的に問い詰めても、夫はきっとごまかすに違いない。だからこそ、言い逃れできない形で証拠を残す必要がありました。
私は夫のチャットアプリを、家族で共有しているパソコンで開けるように設定しました。夫は機械に疎く、こうした設定には無頓着でした。翌朝からは何事もなかったように振る舞い、夫が出勤するのを静かに見送りました。
