
「勇者」とは、この世で最も重い刑罰の名前である――。電撃の新文芸が放つダークファンタジー『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』(毎週木曜夜10:30-11:00、TOKYO MXほか/Prime Video・ABEMA・FOD・Hulu・TVer・Leminoほかにて配信)。3月12日に放送された#10は、狂気を孕んだ新たな勇者の参戦と、尊敬する叔父の大司教に激しく動揺するキヴィアの姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
■狂気の志願勇者・ライノー参戦! 躊躇なき砲撃に視聴者戦慄
街への外出許可をもらい、子供たちからサイン攻めに遭って得意げな《女神》テオリッタ(CV:飯塚麻結)。そんな平和な光景も束の間、突如としてフェアリーの大群が街を襲撃する。貴族の保身のため、中央街区には聖騎士団や兵士が固められ、ザイロ・フォルバーツ(CV:阿座上洋平)たち勇者部隊は激戦区である港湾部へと追いやられてしまう。
そんな絶望的な状況下で合流したのは、自ら懲罰勇者に志願したという砲兵のライノー(CV:中村悠一)だった。物腰こそ柔らかい彼だが、街の城壁を破壊してフェアリーを中央に引き込み、民間人を巻き込む非道な作戦を平然と提案するなど、明らかにネジが飛んでいる。さらには実戦において、敵を倒すためなら建物ごと躊躇なく砲撃をぶち込む狂気を見せつけた。
この強烈な新キャラクターの登場にSNSでは、「ライノーのねっとり砲撃ヤバすぎて震えた、中村悠一のハイテンション狂気が最高」「ライノー生理的に受け付けないレベルのヤベェ奴、テオリッタも近づきたくない感じ伝わる」「ライノーが自ら懲罰勇者志願って胡散臭すぎ、口調優しげなのに狂気プンプン」と、その底知れぬ異常性に戦慄する声が殺到した。
■大司教の不穏な祈りと、キヴィアの絶望的な表情

一方、勇者部隊が激戦を繰り広げる中、聖騎士団長のパトーシェ・キヴィア(CV:石上静香)には不穏な影が落ちていた。実の娘のようにキヴィアを大切に想ってくれている叔父の大司教に対し、どこか疑いの目を向けてしまっているせいか、ベネティム・レオプール(CV:土岐隼一)から彼の名を口に出された途端、キヴィアはこれまでにないほど狼狽し、激怒する。
そして物語の終盤、中央街区にまで入り込んだフェアリーたちに対し、大司教は対立していた軍部と神殿を協力させて指揮を執る。しかし、彼が民衆の前で祈りの言葉を口にした瞬間、それを聞いたキヴィアはひどく顔を引きつらせ、絶望したような表情を浮かべるのだった。
これまで信じていた正義が揺らぐようなこの展開に、「キヴィア嬢の錯乱シーン切なくて胸痛む、叔父の暗部がエグい」「少ない会話でキヴィアの懊悩しっかり描いてて上手い、普通の考えが狂気に変わるの震える」「キヴィア団長、何に気付いたの? 叔父関連の闇深すぎ」と、彼女が抱える苦悩や深まる世界観の闇に引き込まれる視聴者が続出した。
地下水路ではブージャム(CV:三木眞一郎)が本性を現すなど、街の至る所で絶望が加速していく#10。勇者たちの過酷な防衛戦の行方はいかに!
◆文/岡本大介


