忘れていたはずの名前
高校2年のとき、私はクラスで無視されていた時期がありました。きっかけは些細なことで、「なんか感じ悪い」という一言がクラス中に広まり、1年近く誰とも口を聞いてもらえない日々が続きました。そのグループを仕切っていたのが彼女でした。
卒業後、私は彼女のSNSをすべてブロックし、連絡先も消しました。新しい環境で友人ができ、仕事も落ち着いてきた今、彼女のことはもうすっかり記憶の奥にしまっていたのです。
届いたメッセージ
ある夜、スマホに友だち追加リクエストが届きました。名前を見た瞬間、胸がざわりとしました。彼女でした。
メッセージには「久しぶり!最近すごくいい話があってさ、ちょっと見てみて」とリンクが貼り付けてありました。URLを開いてみると、見るからに怪しいネットワークビジネスの勧誘サイト。「いつから私たちって、久しぶりに連絡できる仲だったんだっけ」と思いながら、スクリーンショットを撮りました。
