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そんなことある?『ばけばけ』5話で話題の「まさかの実話」だった場面 占いをした場所は今後も「重要スポット」か

そんなことある?『ばけばけ』5話で話題の「まさかの実話」だった場面 占いをした場所は今後も「重要スポット」か


朝ドラ『ばけばけ』では、セツを演じる女優の高石あかりさん。画像は「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の写真。

【画像】え…っ「めっちゃオシャレな写真」「八雲さんそんな身長低かったの?」 コチラが『ばけばけ』モデルの主人公夫婦の2ショットです

八重垣神社に祀られているのは

 1890年に来日し、『怪談』『知られぬ日本の面影』『骨董』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、「怪談」を愛し彼を支えた妻の小泉セツさんの生涯をモデルにしたNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第1週第5話では、明治19年(1886年)、18歳に成長した主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が登場しました。

 彼女は松野家の莫大な借金を返すために、婿養子をとることを決め、松江の八重垣神社で恋占いをすることになります。こちらは神社の境内の「鏡の池」に1枚の硬貨を置いた紙を浮かべ、早く沈むとご縁が来るのが早く、遅く沈むとご縁が来るのが遠い、自分の近くで沈むと近くに住んでいる人と、遠くで沈むと離れた場所の人と結婚する、という方式の占いでした。

 そして、一緒に来た同僚の「チヨ(演:倉沢杏奈)」、「せん(演:安達木乃)」の紙は早めに近場で沈んだのに対し、トキの紙は沈まずに池の反対側まで行ってしまいます。彼女がのちに外国人の「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストゥ)」と結婚することを知っている視聴者からは、「そりゃ遠いもんな」「分かりやすい伏線」「フラグ立った」などの反応が相次ぎました。

 話題になったこの占いの場面は、どうやら実際に起きた出来事をもとにしているようです。八雲さんとセツさんのひ孫にあたる、小泉凡さんの著書『セツと八雲』(朝日新聞出版)には、若き日のセツさんが行った占いのことが書かれていました。こちらは、島根県の公式HPにも載せられている逸話です。

 舞台となったのはドラマと同じ「縁結び」で名高い八重垣神社で、ここには日本神話で有名な「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」を退治した「素盞嗚尊(スサノオノミコト)」と、スサノオに助けられた「櫛稲田姫(クシナダヒメ)」が祀られています。彼らがこの地で夫婦生活を始めたといわれているため、夫婦円満や縁結びのパワースポットとして知られ、鏡の池で紙に硬貨を乗せる占いはいまも人気です。

 セツさんは少女時代にこの占いを試しており、友達の紙がすぐに沈んだのに対して彼女の紙だけが池の対岸まで漂って、ゆっくりと沈んだといいます。友達はセツさんが「遠くの人」「異人」と結婚するのではないかと、はやし立てたそうです。

 ちなみに、八重垣神社という名前は、『古事記』にもあるスサノオがクシナダヒメとの結婚を喜んで詠んだ「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る その八重垣を(幾重にも出雲の雲をめぐらして垣と成し、妻をそのなかに置こう)」という和歌がもとで、こちらはラフカディオ・ハーンさんの日本名「小泉八雲」(1896年に帰化し改名)の由来にもなりました。

 八重垣神社は、また重要なタイミングで『ばけばけ』に登場するかもしれません。要注目です。

※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(著:長谷川洋二/潮出版社)、『セツと八雲』(著:小泉凡/朝日新聞出版)

配信元: マグミクス

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