大手がやらないモノを「リビンラージ」に。
最初は輸入卸業だった。ポートランドのバッグブランドやNYのハンドメイドのペナントブランドを発掘して代理店になった。
埋もれがちな小さな作り手の1→10を手伝う、自分好みに特化したわけだ。そういえば屋号の『リビンラージ』は「ビッグになる」、「豊かになる」という意味だ。
「大手がやらない小さなブランドをセレクトするようにしています。あと大事なのはサイズごとの大量在庫を持つ必要がないプロダクトであること。何しろクツはサイズと在庫が大変でしたから」
2020年から事務所の一角を店にして、小売りもはじめる。きっかけは、コロナ禍だ。モノが動かなくなり、卸だけではきびしくなった。そこで事務所の一部を店舗化。元もと好きで買い集めていたアメリカの雑貨などもゴチャっと置いてワクワク感を演出した。
近くに大学が3つほどあり元もと若者が多い街。くわえて、少しずつ人気カフェなどができたことから、街をそぞろ歩く人たちが興味津々に『リビンラージ』を訪れはじめた。さらに大勢に来てもらおうと、2024年に今の場所に移転。飲食店免許をとり、クラフトビールを置くようになった。
「ビールも近隣で作ったローカルのものを多く置いて、推してます。少しでも応援したいから、どんどん店で飲んでもらう。そして酔った勢いでサイフの紐をゆるめてもらおかなと」
雑多な品揃えは結果として間口を広くした。クラフトビール目当てのカップルもチープな雑貨好きの大学生も、80年代カルチャーにノスタルジーを感じるあなたも。興味が出てきたら、東長崎の十字路を、ぜひ目指してほしい。
“飲み過ぎ”からの”買い過ぎ”だけには、気をつけて。
あの頃のカルチャーが香る、お宝たちと出会う(飲みながら)。

ビースティーボーイズやトニー・ホーク、チョコレートツアーなど90年代の音楽やスケートのVHSが店に馴染む。ビールが進み、時間を溶かす。

カナダ、アメリカ、板橋(!)などのクラフトビールも人気メニュー。その場で立ち飲みできる。酔うとサイフの紐がゆるくなるのでご注意を。

DCシューズやメレルを手掛けてきた元商社マンの今井さんが独立して作った店。アメリカの学生の部屋のようなワクワク感にあふれている。