
「韓国最高の有望株、日本のウインガーに完全に押されたか」19歳アタッカーの現状に自国メディアが悲嘆「明暗がはっきりと分かれている」
同じクラブに所属する日韓の有望なタレントの明暗が、くっきりと分かれているようだ。
韓国メディア『エクスポーツニュース』は、「韓国最高の有望株、日本のウインガーに完全に押されたか...ヤン・ミンヒョクはスウォンジー戦メンバー外→坂元は得点」と見出しを打ち、イングランド・チャンピオンシップのコベントリーでプレーする2人の現状を報じた。
同メディアが注目したのは、韓国のFWヤン・ミンヒョクと日本のMF坂元達裕の対照的な立場だ。「同じサイドの選手だが、雰囲気は正反対だ。ひとりはメンバーリストにさえ見当たらず、もうひとりは連勝の流れの主役として浮上した」と伝えている。
フランク・ランパード監督が率いるコベントリーは、現地時間3月21日に行なわれたチャンピオンシップ第39節でスウォンジーと対戦し、3-0の完勝を収めた。
この試合で坂元は、2-0でリードしていた43分に、ダメ押しとなる3点目を決め、指揮官に強烈なインパクトを残した。
その一方で、「韓国最高の有望株」と評されるヤン・ミンヒョクは、先発はおろかベンチ入りメンバーにも名を連ねることができなかった。
19歳のアタッカーは、シーズン前半をトッテナムからレンタルで加入したポーツマスで過ごし、公式戦16試合で3ゴール・1アシストを記録。チームに負傷者が続出するなかでチャンスを掴み、チャールトン・アスレティック戦では劇的な決勝ゴールを決めるなど、存在感を高めていた。
しかし、その流れは続かず、トッテナムは早期復帰オプションを行使。ヤン・ミンヒョクは昇格を争うコベントリーへと再びレンタル移籍を果たした。より高いレベルで成長のチャンスを掴むための選択とされたが、現実は厳しいものとなっている。
コベントリー加入後、リーグ戦での出場は3試合の途中出場のみで、合計プレー時間はわずか29分。最後の出場は2月上旬のオックスフォード・ユナイテッド戦で、その時もプレー時間はたったの1分だった。以来、公式戦では1か月以上もピッチに立てず、直近8試合連続でメンバーから外れている。
記事は、その理由としてチーム内の熾烈な攻撃陣のポジション争いを挙げる。ブランドン・トーマス=アサンテ、ロマン・エセ、そして坂元といった既存戦力がコンスタントに出場機会を得ているうえ、新戦力も加わったことで、ヤン・ミンヒョクの序列はさらに後退したと指摘した。
ランパード監督も「特定の選手への好みはない。今は勝利が最も重要だ。最高の先発とベンチを構成しなければならない」と語っており、これは現在のヤン・ミンヒョクがチームにとって即戦力とは見なされていないことを意味すると、同メディアは分析している。
対照的に、坂元はまったく異なる立場にある。コベントリーを牽引する中心選手のひとりと目されており、チームが連勝を飾るなかで2試合連続ゴールを記録。スウォンジー戦でも鋭いドリブル突破やクロスを披露していた。
ランパード監督もブリストル・シティ戦(2-0)の後、「坂元がボックス内に走り込み、先制点を決めてくれた」とコメント。英国公共放送『BBC』もそのパフォーマンスを高く評価するなど、チーム内での地位も外部からの評価も高まっている。
記事は最後に、「同じサイドの選手でありながら、ヤン・ミンヒョクと坂元のチーム内での立場はまったく異なる。ヤン・ミンヒョクはコベントリーで居場所を失い、成長の勢いが目に見えて衰えた。日韓の有望株の明暗がはっきりと分かれている」と締めくくった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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