
朝ドラ『ばけばけ』主人公のトキを演じる女優の高石あかりさん。画像は「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の写真。
【画像】え…っ! 「小さくて困る」「デザイン的にはいいけど…」 こちらが『ばけばけ』賛否両論の「文字サイズ」です
デザイン的には「これがベスト」の意見も
2025年10月1日に、マグミクスが配信した「『誰出るか見逃す』『変えたら品無い』賛否ある『ばけばけ』OPの文字サイズどうなる? 『虎に翼』は2週目で対応したが」という記事に、多くの反響が寄せられています。2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のOPクレジットの文字サイズをめぐり、180件を超えるコメントが集まりました。特に視認性とデザイン性のバランスについて、視聴者の間でさまざまな意見が出ています。
『ばけばけ』OPは、川島小鳥さんが撮影した写真のスライドショーの演出は全体的に好評である一方、スタッフやキャストのクレジットの文字が「小さすぎて見えない」という意見は、やはり少なくありません。2024年前期の朝ドラ『虎に翼』でも似たような問題点があり、放送開始後2週目から文字に黒い影をつける変更が行われた前例がありました。
「文字が見えるかどうか」という点に関しては、当然ながら人による部分が大きいため、年配の視聴者からも「文字の大きさはあまり気にならない」といった意見が多く見られます。「OPは文字写真の数々に惹き込まれます。髙石あかりさんの自然な表情、笑顔が可愛らしく、背景の景色も素敵です」といったコメントがありました。
別の視聴者からも「写真が素晴らしくて、正に見入っています」という意見があり、クレジットよりも写真の美しさに魅了されていることを強調しています。また前作『あんぱん』など、動きが多かった近作のOPと比較して「静止画で画面の情報に目を取られにくいから見やすい」という声もありました。
一方で、「デザインが良く見えても、機能面に不具合があればそのデザインは不完全」といった指摘も多く見られます。「キャストを知りたくてクレジットをじっくり見たい人は一定数いるので、テコ入れした方がいい」「画面右側の白枠に表記したいのなら縦書きにすれば文字を大きくできそう」と今後の改善への期待や、具体的な変更案も出ていました。
そのほか、
「『多様性』を第一に考えるなら、おしゃれなデザインよりは、多くの人が楽に見える方を重視すべき」
「このクレジットが見え辛いならドラマ制作者に文句を言うのではなく、自身の視力やTVの大きさをどうにかした方が良い」
「私は出演者や撮影場所が知りたい派なので大いに不便」
「きっと作った人は、若い人なんだろうなぁ。『還暦だけど見えます』という方には良かったですね、としか言いようがない。個人差だし」
「これは新しい視聴スタイルの提案だと考えればいいのでは? 文字情報とかを気にせずに映像や、この場合写真に見入ってしまうような視聴方法を推奨している」
「間違ってあの大きさになった訳もなく、制作サイドに何らかの意図があると考えるのが自然」
「新しいことをする時は、いつも賛否両論が生まれる」
「3日目にしてすでに完全に慣れた」
など、この件に関する意見は実にさまざまです。
ネットでこれだけ話題になっている以上、NHKには直接「文字を大きくしてほしい」という改善の要望も多数届いているはずで、今後文字サイズが変更される可能性も高いでしょう。その場合も、現状のデザインが好きな人からは不満が出ると思われます。
文字がある程度大きくなっても川島さんの写真や、主題歌のハンバート ハンバートの『笑ったり転んだり』への高評価は変わらないでしょうが、今後どうなるのか注目です。
※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」
