今年のGⅡ・京都大賞典(10月5日、京都・芝2400メートル)で上位人気を形成するのはアドマイヤテラ(牡4)、ショウナンラプンタ(牡4)、サンライズアース(牡4)、そしてドゥレッツァ(牡5)の4頭だろう。
アドマイヤテラには菊花賞(GⅠ・京都・芝3000メートル)3着、ショウナンラプンタには天皇賞・春(GⅠ・京都・芝3200メートル)3着、サンライズアースには天皇賞・春4着、ドゥレッツアには菊花賞1着の実績があり、この4頭がフルゲート18頭の出走メンバーの中で実力上位に位置しているのは確かだ。
しかし、今回は4頭のいずれもが休み明け初戦であり、11月2日の天皇賞・秋(GⅠ・東京・芝2000メートル)をはじめとする「次走」を今秋の大目標に見据えている可能性大という点で、それ相応の割り引きが必要になるのではないか。
この4頭ほど人気はないものの、同様のことはワープスピード(牡6)とボルドグフーシュ(牡6)にもあてはまる。ワープスピードは今回の距離が短すぎるという点で、またボルドグフーシュは近走の成績が全く冴えないという点で、いずれもさらなる割り引きが必要になるだろう。
だとすれば、狙って面白いのはやはり「ココに照準を合わせてきた馬」ということになる。今回は以下の2頭を「勝負がかり」の激アツ馬に指名したい。
1頭目はGⅢ・新潟記念(新潟・芝2000メートル)2着の後、前走のGⅢ・チャレンジC(阪神・芝2000メートル)4着を叩いて参戦してきた、サブマリーナ(牡4)だ。京都の芝コース、とりわけ外回りの芝2200メートルは最も得意としているコースであり、初重賞制覇を虎視眈々と狙う陣営の士気は極めて高い。
2頭目はGⅢ・エプソムC(東京・芝1800メートル)7着⇒GⅡ・目黒記念(東京・芝2500メートル)4着の後、GⅢ・小倉記念(小倉・芝2000メートル)3着⇒GⅢ・新潟記念(新潟・芝2000メートル)3着と、今夏のローカル重賞を転戦してきた、ディープモンスター(牡7)だ。「平坦巧者」の古豪として、一発大駆けの可能性を秘める。
(日高次郎/競馬アナリスト)

